ビットコインETF申請、米国証券取引委員会(SEC)から許可下りず

今週22日SEC(米国証券取引委員会)がビットコインETF申請を計9つを拒否したという。

「SECの基準に達していない」

今回のビットコインETF申請に対する判断は予想されていたより早かった。

SECが今回のような決断に至った主な理由は、上場先の取引所に「不備があった」からだそうだ。

ファンドプロバイダーである「ProShares (プロシェアーズ)」と「Direxion(ディレクシオン)」は「NYSE Arca(アーカ)取引所」へ。

また「GraniteShares(グラナイトシェアーズ)」は「Cboe BZC取引所」へ上場申請をしていた。

SECは先月末にウィンクルボス兄弟が申請していたビットコインETFに対して拒否判断を下した際にも同じ理由を述べている。

また、前回ウィンクルボス兄弟が提出した「仮想通貨市場は市場操作に耐性がある」という内容の請願に対し、SECは

「そのような結論には至らなかった」

と市場操作に対して厳しい姿勢を取り続けている。

しかし、今回のSECの判断が「敵対的だ」との主張もある中、SECはブロックチェーン技術や仮想通貨の将来性を否定しているわけではないことを強調している。

現在申請されているETFで判断が下されていないのは、可決されるであろうETF申請として最有力候補と言われているChicago Option (シカゴ・オプション) 取引所を残すのみ。

CboeのETF申請に対するSECの判断に仮想通貨業界全体から注目が集まる。

原典:「SEC Rejects 9 Bitcoin ETF Applications from ProShares, Direxion and GraniteShares

ここまでの内容と考察

予想よりも早く判断が下された今回のETF申請。

そもそもETF可決の期待が仮想通貨業界全体として今回は薄かったため、前回よりも下落幅が小さく終わりました。

しかし、SECの仮想通貨やブロックチェーン技術に対する意見はポジティブ。

投資家保護が徹底されれば、今後ETFが開始されるかもしれません。

今後もビットコインETFに注目していきたいですね!