BINANCE(バイナンス)がSyscoinの異常を検知し、緊急停止へ?

緊急停止!BinanceがSyscoinの取引を一時的に取り辞め

世界最大の取引所であるBinanceは、プラットフォーム上で「Syscoin(SYS)」の不可解な取引パターンを検知し、取引と引き出しを一時的に停止した。

「システム保守」と称し行われたこの一時的な措置は、現在では取引活動の再開がされており、すべての資産が安全であることが確認された。

検知された不可解な取引パターンは以下のようなものだ。

見てとれるようにSyscoinの価格が瞬間的に跳ね上がる異様な光景。

このSYS/BTCの価格の一時的な暴騰を不正な取引パターンとして、Binance側は検知したようだ。

それにしても、いったい何が起きたのだろうか。

現在、Binance側とSyscoin運営側の両面から調査が行われているらしく、Syscoin運営側は「ブロックチェーン上に問題はない」とTwitter上で述べている。

Binance側は、さらなる予防線として、既存のすべてのユーザーにAPIキーの再作成をすることを促した。

これは反面、APIの誤用による可能性を暗に示しており、APIの方面で調査を進めているようだ。

依然として、根源的な原因が解明されいない現状ではあるが、Binanceは今回のトラブルを受けて「SAFU(Secure Asset Fund for Users)」というファンドをユーザーのために設立。

このファンドはBinanceが受け取っている取引手数料の10%を基金として配分することで、ユーザーの資金保護に努める役割を担う。

また、異常なSyscoinの取引が行われている最中に影響を受けた全ユーザーに対し、7月5日から14日まで取引手数料が無料になる対応を発表。

さらに、7月5日から14日までの取引期間は、全ユーザーにBinancecoin(BNB)での取引手数料70%の返金保証を行うようだ。

こういった対応と対策を迅速に講じることができる今後のBinanceの対応と真相の究明に注目だ。

原典:「Binance Suspends Trading Temporarily Due to ‘Irregular’ SYS Transactions

ここまでの内容と考察

BinanceではSyscoinの不可解な取引を検知し一時的な取引の停止を行いました。

原因は調査中とのことですが、ブロックチェーン上には問題がないようなので、Binance側に問題があるのでしょうか?

それにしても、本文にもあるように被害にあったユーザーへの補填や、ユーザーのためのファンドを作るといった対応の速さは一級品ですね。

さすが世界最大の取引所Binance!としか言いようがありません。

今後のBinanceの発展に期待しましょう!