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カナダの研究者「ビットコインは不正を行うための通貨ではない」
- 2018/4/20
- 仮想通貨の最新ニュース
ケベックの科学者Remi Quirion(レミ・キリオン)は、ビットコインが脱税やマネーロンダリングなどの不正行為には使われていないことを主張した。
さらにRemi氏によると、
「ビットコインは法律の上ではなく、不正取引のための磁石である」
このように述べられた。
これはビットコインがブロックチェーンによって取引データが記録され、参加者全てで管理されている性質の事を表した。
また匿名の犯罪行為に関与する理想的なプラットフォームではないと付け加えた。
更にビットコインの匿名性は神話であると発言。その理由は、私たちがビットコインを取引するときに使用する取引所にあるという。
それは取引所では必ず個人情報を登録するという点だ。そして送金する時のアドレスと受信機のアドレスは、全員で把握できる事からビットコインの匿名性を神話であると考えている。
それらを裏付けるように2013年から2016年までの間にビットコインによる貿易・転換サービスは0.61%に過ぎない結果となった。
またビットコインによる脱税やマネーロンダリングは逸話的であるとして次のような声明を発表。
「ほとんどの仮想通貨ユーザーが行うポートフォリオ管理、プラットフォーム交換、オンラインポートフォリオはすでにマネーロンダリング対策の対象となっている。ビットコインは透明であるため、オンラインでの取引やポートフォリオ上で実行される」
この声明であるようにビットコインでは不正行為は難しい。一般の顧客は脱税やマネーロンダリングを仮想通貨で行う事は非常に難しいと考えられている。
ここまでの内容と考察
ビットコインや仮想通貨は、脱税やマネーロンダリングに使用されるか否かの議論は常に行われています。
今回、ケベックの科学者はビットコインによる不正行為は適切なプラットフォームではないと発言。
確かにビットコインは非中央集権型で参加者全員で管理されていて、不正する事は難しいでしょう。
しかし匿名通貨などでは出元が分からない通貨なども存在し、不正取引が行われているのも事実です。
コインチェックでも匿名通貨の取り扱いを停止しましたが、私たちの日常に仮想通貨が根付いていくには犯罪行為抑制や安全性を今まで以上に高めていかなければならないでしょう!
今度の規制やインフラ整備に注目です。