「TRON(トロン)」の仕組みや特徴を大解説!

「TRON(トロン)の仕組みや特徴を大解説!

クリエイターのための仮想通貨TRON

TRON4つの特徴

通貨名 TRON(トロン)
公開日 2017年8月
創設者 Justin Sun(ジャスティン・サン)
時価総額 約19億5,000万ドル(2018年3月現在)
時価総額順位 16位(2018年3月現在)
発行上限枚数 1,000億

 

まずはTRONがどのようなプロジェクトなのかについて、簡単にご紹介していきましょう。

TRONとは、「ブロックチェーン」と「分散型ストレージ」を活用することで世界的な無料のエンターテインメントコンテンツシステムの構築を目指しているプロジェクトです。

仮想通貨と言われると、一般的にビットコインやライトコインのような「決済」を目的とした通貨というイメージがありますが、TRONは決済サービス向けではないのです。

そんなTRONですが、一言に「エンターテインメントコンテンツシステム」なんて言われてもよくわからないかと思います。

そこでTRONが持つ4つの特徴をそれぞれ1つずつわかりやすく紹介していきます!

コンテンツの分散管理

まず1つ目はコンテンツの分散管理です。

ブロックチェーンが分散型台帳を使用していることは多くの方がご存知だと思いますが、その用途はプロジェクトによって様々。

ビットコインは決済情報や取引情報をブロックチェーン上に記録するのに対して、TRONではコンテンツをブロックチェーン上に保存します。

ブロックチェーンを利用することによってプラットフォーム上のコンテンツを分散して管理しているので、サーバーのダウンによってコンテンツが見れなくなったり、ダウンロードできないなんてことがないのです。

コンテンツ作成者とユーザーを繋ぐプラットフォーム

TRONが持つ2つ目の特徴は、コンテンツ作成者とユーザーを直接つなぐことができる点です。

例えば、動画を公開したい場合、現在であればYOUTUBE(ユーチューブ)などに投稿し、ユーザーに見てもらうことができます。

その際、ユーチューブが定める利用規約などが存在し自由な発信ができないかもしれませんね。

先進国である日本では情報発信はだれでも可能ですが、一部の国や地域では、国がアクセスを禁止している場合もあります。

また、自分で開発したアプリを発信したい場合、多くはアップルストアなどを経由して公開します。その場合、アップルにプラットフォーム利用料を払う必要があります。

これらのような場合でも、TRONのプラットフォームでは作成者とユーザーを直接つなぐことが可能。

つまり安い手数料で自由にコンテンツを配信できるようになるのです。

無制限の対応データ量

特徴3つ目は、無制限のデータ量です。

従来の既存のプラットフォームを通してコンテンツを提供する場合、プラットフォーム自体に扱えるデータ量に限界があります。

あまりにも大きすぎるデータは公開できない場合がありますが、TRONでは無料で無制限の文字・写真・動画・音楽などを発信することができます。

扱うデータが大きすぎて、プラットフォームがダウンしてしまうなんて本末転倒。

大きいコンテンツ、データも高速で扱えるTRONはまさに情報コンテンツに特化した仮想通貨だと言えますね。

プラットフォーム上でICOが可能

TRONの最大のメリットと言っても過言ではないかもしれませんが、実はTRONプラットフォーム上でICO行うことができます。

>>今注目のICOとは?基本や参加方法を紹介

また、そのプラットフォーム上でTRON(TRX)をコンテンツの取引に使ったり、ゲーム内の通貨として流通したりすることも目指しています。

最近はユーチューバーなど個人が製作するコンテンツも増加傾向にあります。

TRONはそのような発信者と視聴者やファンとの間の中間企業をなくし、クリエイターの保護と発展を目標としているのです。

まさに、将来のエンターテイメントの仕組みをTRONは現実化させようとしていますね。

さてここまでTRONが持つ4つの特徴について紹介してきました。次に、TRONの将来性や実際の企業提携の話などについてまとめていきます。

巨大な企業と提携完了!今後世界的大企業との協力との噂も

TRONは既にいくつかの大手企業との提携を発表しています。

例えば中国の音楽配信企業「Peiwo(ペイウォ)」との提携。

ペイウォは中国国内で1000万のユーザーを抱える音楽配信サービスを手掛ける企業で、ペイウォ内での決済にTRXが採用されています。

音楽ストリーミングサービスとしては初めての仮想通貨の採用となりました。

また、台湾の企業「Obike(オビケ)」という企業との提携も発表しました。

オビケは台湾でシェアサイクル事業を展開している企業で、日本でもNTTが東京東部を中心に展開しています。

オビケの特徴はサイクルステーションがないことで、指定のエリアであればどこでも乗り捨てできるお手軽さが台湾で支持されているようです。

そんなサービスとの提携は、TRONのプロジェクトが進行していることの裏付けともとらえられており、価値の高い発表だったのではないでしょうか。

中国の大手IT企業「Alibaba」との提携は?

さらに、中国の大手IT企業「Alibaba(アリババ)」との提携の噂もあるようです。

アリババは中国でECサイトを運営する企業で、日本で言えば楽天やAmazon(アマゾン)のようなショッピングサイトを運営しています。

流通額ではアマゾンをしのぎ、世界一の企業。11月11日を「独身の日」としてプロデュースし、1日で2兆5000億円もの売り上げをたたき出しました。

これは楽天市場の年間の売上高に匹敵します。

この量の取引がもしTRXで行われるようになったとしたら…もし仮に1割だけでもTRXになったら、とんでもない影響がありそうですね。

TRONが購入できる取引所

TRONの取り扱い取引所

ではここからは、どこの取引所で買うことができるのか見て行きたいと思います。

現在TRONが購入できる取引所は日本にありません。必然的に海外の取引所になってしまいますが、その中でもおすすめの取引所は中国の大手取引所「BINANCE(バイナンス)」です。

BINANCEは完全日本語対応されており、英語がわからない人でも安心。さらに手数料も他の取引所と比較して格安になっていますのでコストを抑えて取引を行いたい方にもおすすめですね。

ちなみにTRONはBINANCEの中で取引高No.1の仮想通貨で、世界の取引所におけるTRONの出来高を見ていくと、

1位 BINANCE(TRX/BTC)
2位 BINANCE(TRX/ETH)
3位 huboi (TRX)
4位 coinnest(TRX)
5位 Bit-z(TRX)

 

となっています。(2018年2月8日時点、USD建)

中国初のアルトコインであるため、やはり中国系の取引所がメインですね。

さらに1位と2位がBINANCEとなっていますね。それだけBINANCEでの取引量が多く、将来的に期待できる仮想通貨でもあると言えますね。

当サイトにはBINANCEの登録方法や特徴について詳しくまとめた記事もありますので是非チェックしてみてくださいね。

>>BINANCEの基本情報や登録方法はこちら