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仮想通貨取引所の中で金融庁の認可が下りている所は?
- 2018/3/13
- ゼロから学ぶ仮想通貨の基本, 仮想通貨の基本情報
金融庁が仮想通貨交換業者に認可を下す!
仮想通貨を安全に取引したい!
と誰しもが考えますよね。
コインチェックのNEMハッキング事件を受けて、取引所のセキュリティに気をつける人が増えてきました。
そんな仮想通貨取引所を運営するのには、金融庁の認可が必要で、認可を得てない仮想通貨交換業者は仮想通貨を取り扱うことはできません。
つまり、金融庁の認可が下りるまでの間は、みなし交換業者として仮想通貨交換業を継続していくのです。
大切な資産を取り扱う仮想通貨取引所が認可が下りてないのは怖いですよね。実は1月26日にハッキングを受けたコインチェックもこの仮想通貨みなし交換業者でした。
仮想通貨の取引所を選ぶときは、「みなし業者」ではなくきちんと認可を受けた取引所を選びたいですよね。
そこで今回は、数ある国内取引所の中でも、既に金融庁から認可を受けているおすすめの仮想通貨取引所について説明してい乞うと思います!
目次
最新!金融庁に登録されている取引所まとめ!
仮想通貨取引所を開業するには、金融庁からの認可を受ける必要があることは、先ほど説明しました。
しかし先ほどのコインチェックのようなみなし業者も現在、認可を受けずに取引所を営業できている状況です。
大切な資産を投資する取引所は、せめて認可を受けた取引所に登録したい。
そんなあなたのためにも、ここで金融庁の認可を受けている取引所を一挙まとめてみましたのでご覧ください!
これらの取引所が金融庁から認可を受けている取引所です。
ほとんどが聞いたことある取引所だと思いますが、どこかに登録しようとお考えなら、こちらの一覧を参考にしてみてくださいね。
どんな基準で判断してるの?
では金融庁は何を基準に取引所を判断しているのでしょうか?
実際は6つの審査条件に基づいて仮想通貨交換業者に認可をしているといいます。
その6つの条件とは、
1.株式会社であること
2.資本金が1,000万以上、そして純資産が黒字
3.仮想通貨の契約内容に適切な体制であること
4.顧客資産を分散して管理すること
5.仮想通貨交換業を適正に遂行できる体制であること
6.本人確認を実施すること
です。これらの条件が1つでも抜けていると仮想通貨交換業として金融庁の認可を受けることはできません。
いくつかの項目は公式サイトや取引所情報でも確認できますので、気になる方はチェックしてみても良いかもしれませんね。
しかし一方で、認可を受けている仮想通貨取引所だから安心!というわけでもありません。
残念ながらお金がたくさん集まる仮想通貨取引所はハッカーたちから常に狙われています。
そこで次では、仮想通貨で投資を行う際に気を付けたい3つのポイントについて見ていこうと思います。
①一つの取引所に固執しない
投資の世界で有名な格言に、「卵をひとつのかごに盛らない」というのがあります。
これはリスク回避のためには分散して投資することを言います。
卵を一つのかごに入れるとそのかごを落としたときに全ての卵が割れてしまいますよね。
一方でたくさんのかごに卵を分散して入れておけば、割れる卵は少なく済みます。
最悪なケースを想定してダメージを少しでも減らすことをリスクの分散といい、あらかじめリスク分散して投資を行うことを「分散投資」といいます。
仮想通貨の種類を分散することも分散投資ですが、取引所を分散することも効果的。
例えば1月のコインチェックのハッキング事件がありましたが、もしコインチェック以外にも複数の取引所に分散して投資できていればダメージを軽減できたかもしれませんね。
②セキュリティ対策を行う
安全を確保するために必ずやっておかないといけないこと。それは「セキュリティ対策」です。
取引所のセキュリティ対策として、我々投資家側がやっておきたいのは2段階認証。
これは別端末で本人確認をし、不正アクセスなどを防ぐセキュリティ方法で、今やほとんどすべての取引所がこの2段階認証を採用しています。
ちなみに2段階認証をしていないアカウントはハッキングのリスクが高いのでも必ずやっておきましょう!
③個人のウォレットで管理する
先ほどから何度か言っているように、認可を受けている取引所でも多くの仮想通貨や法定通貨が集まる取引所では常にハッキングのリスクが伴います。
そんな取引所に大切な資産を常に預けておくのは非常に危険。
ということでおすすめなのが、ウォレットです。
ウォレットとは仮想通貨を保管するネット上の「財布」のことで、インターネット接続の必要がない「コールドウォレット」での管理が一番安全だと言われています。
基本的に取引所も顧客の資金をコールドウォレットで管理していますが、万が一に備えて自分で管理したいですよね。
インターネット接続が必要ないウォレットを「コールドウォレット」と言いましたが、一方でオンライン上で管理するウォレットを「ホットウォレット」と言います。
1月にハッキングされたコインチェックは、顧客の資金をホットウォレットで管理していたそうです。つまり24時間常にハッカーたちから狙われていたということ。
こうした事態を未然に防ぐためにも、自分のコールドウォレットで管理することをおすすめします。
さてここまで仮想通貨の投資を上手く行う初歩的なポイントとして、3つ紹介してきました。
いずれも難しいことではないので、しっかり対策して投資を行いましょう!
コインチェックの状況はいかに?
1月26日にコインチェックではNEMハッキング事件が起こったのは皆さんご存知だと思います。
そんなコインチェックは、金融庁から2度目の業務改善命令を受けました。
またコインチェックは取引所として活動を継続すると発表しましたが、具体的な日程はまだ未定です。
そもそも金融庁から仮想通貨交換業の登録が行われないと継続をいくらコインチェック側が要請しても活動を再開することはできません。
そんなコインチェックは3月12日にハッキングされたNEMと出金停止となっていた通貨の一部の出金を発表。これにより多くの投資家は安堵の表情を浮かべました。
なぜコインチェックが狙われたのか
上記で説明したようにコインチェックは仮想通貨みなし交換業者でした。
そんなコインチェックがハッキングされた原因は次の2つあります。
・マルチシグネチャの未対応
・ホットウォレットでの管理
マルチシグネチャはブロックチェーンの処理をする際に必要な電子署名のことをいい、複数の合意が得られなければブロックの処理が行われないというものです。
これはブロックの承認に必要な秘密鍵を複数に分散させて1つの秘密鍵が盗まれてもハッカーが侵入できないようにします。
しかしコインチェックではこのマルチシグネチャに対応しておらずハッカーたちは容易にブロックチェーン内に侵入できました。
2つめの原因は、先ほども触れました顧客の資産をホットウォレットのみで行っていたという点。
一般的に認可を受けている取引所では顧客の資産を守るためにネットワークに接続しないコールドウォレットを使用。ネットワークに接続しないためハッキングのリスクはほぼないのです。
ホットウォレットはオンライン上で資金を管理するウォレットでハッキングのリスクは非常に高くなってしまいます。
2014年のMtGOXの事件でもホットウォレットのセキュリティの脆弱さがあらわになり、ビットコインがハッキングされました。
資金管理がしっかりしている取引所を選ぶ必要がありますね!
さてここから、認可済みの取引所の中でおすすめの取引所を紹介します!
認可済み仮想通貨取引所はどこがおすすめ?
上記で紹介した認可済みの仮想通貨取引所の中からおすすめの取引所を順に紹介していきます!
セキュリティ世界No.1!日本を代表する取引所「bitFlyer(ビットフライヤー)」
まずおすすめしたいのが、国内最大手取引所の「bitFlyer(ビットフライヤー)」です。
取り扱い通貨 | |
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手数料 | 現物売買手数料0.15%、FX・先物は無料 |
セキュリティ | ・完全マルチシグ対応 ・完全コールドウォレット管理 |
資本金 | 41億238万円 |
ビットフライヤーは仮想通貨取引所ランキングで世界1位に輝いた取引所で、ビットコイン取引量日本1位を誇る国内最大手の取引所です!
さらに資本金が41億もあり、大手の銀行が株主にいるので安心できますよね。またヨドバシカメラやマルイと提携しているので将来性も感じます!
そんなbitFlyerは先日、世界の仮想通貨取引所の中でセキュリティ体制が世界No.1だと正式に認定されました。
【世界第一位のビットコイン取引所に!】
現在bitFlyerが全世界のビットコイン取引量において13%以上のシェアを獲得し世界第一位となりました。
皆様のご支援のお陰であり心より御礼申し上げます。
今後ともbitFlyerを何卒宜しくお願いいたします。 pic.twitter.com/II8oZBPNZH— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2017年1月25日
コインチェックやZaifの件でセキュリティが問題視されている中、この認定は非常に名誉あるものですね。
また先月新たに「LISK(リスク)」の取り扱いを開始しました。これからもどんどん新たな仮想通貨を扱い始めると思いますので今後の将来性も期待できる取引所だと言えますね。
>>「bitFlyer(ビットフライヤー)」に関する詳細や評判はこちら
リップルやNEMも扱っている「DMM Bitcoin」
次に紹介する認可済のおすすめ取引所は、「DMM Bitcoin」です。
取り扱い通貨 | |
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手数料 | 現物売買手数料、FX・先物も無料 |
セキュリティ | ・完全マルチシグ対応 ・完全コールドウォレット管理 |
資本金 | 12億9,000万円 |
DMM Bitcoinは2016年に設立された仮想通貨取引所で、大手IT企業「DMM.com」が運営する仮想通貨取引所。
大手企業が運営する取引所ということで安心できますし、元々FX業者としても人気があったDMM.comは使いやすいトレードツールが魅力です。
さらに国内でも数少ないリップルやNEMといった仮想通貨を扱っていることから、ユーザーが急増しているそうです。
NEMやリップルはbitFlyerでは購入できないので、必要に応じて使い分けるのが良いですね!
使いやすいトレードツールに定評がある「GMOコイン」
3つ目におすすめする認可済の取引所は、「GMOコイン」です。
取り扱い通貨 | |
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手数料 | 現物・FXの手数料無料 |
セキュリティ | ・完全マルチシグ対応 ・完全コールドウォレット管理 |
資本金 | 17.58億万円 |
GMOコインは親会社が株式やFXで有名な「GMOインターナショナル」で、DMM.comと同様に金融商品を扱う会社なのでセキュリティ対策も万全。
また仮想通貨FXに非常に定評があり、スマホでどこでもトレードができる使い安い取引所です!
おさらいですが、今回紹介した取引所3社はすべて金融庁の認可済みですので自分に合った取引所を選ぶことをおすすめします!
ちなみに金融庁は少し前に、仮想通貨の取引所全てに立ち入り検査を実施すると発表しました。
すでに認可を受けているテックビューロ(Zaif)やGMOコインにも立ち入り検査が実施されました。
さらにSBIなどの大手企業が仮想通貨取引所を公開するなど、まだまだ仮想通貨市場は変化していくことが予想されます。
今回紹介した認可済の取引所を利用して、リスクを抑えながら投資を始めましょう!
ちなみに当サイトには、認可を受けている仮想通貨取引所の「安全性」についてまとめた記事もありますので、安全な取引所のランキングやセキュリティ体制について興味がある方はこちらをチェックしてみてくださいね!
>>安全性の高いおすすめ取引所ランキングやセキュリティについてはこちら