ビットシェアーズ(Bitshares)の仕組みや特徴を大解説
- 2017/7/25
- 人気のおすすめ通貨
独自のプラットフォームを持つ仮想通貨とは?
今回はユニークな特徴を持つ仮想通貨「ビットシェアーズ(Bitshares)」についてまとめていこうと思います。
3年前にできたばかりのビットシェアーズは独自のプラットフォーム技術で様々な業界から注目されており、金融業界や多くの企業、さらに音楽業界からも注目されています。
ここでは、そんなビットシェアーズの基本的な仕組みや特徴、そしてビットシェアーズの今後について紹介していきます。記事の最後にはビットシェアーズが購入できるおすすめ取引所や購入方法についても詳しく記載していますので、興味がある方は是非チェックしてみて下さいね。
では早速、ビットシェアーズの基本について見ていきましょう!
ビットシェアーズは2014年7月に「Invictus Innovations」という会社によって開発された仮想通貨で、ビジネス向けの「分散型金融ソリューションプラットフォーム」としての役割を持っています。
「分散型金融ソリューションプラットフォーム」というのは仲介者や管理人などを介さず、様々なビジネスを自動で運用するプラットフォーム「Distributed Autonomous Company(DAC)」のことを言います。つまりビットシェアーズを利用することによってビジネスにかかるコストを大幅に減らし、スムーズに効率よくビジネスを進めていくことが出来るのです。
そんなビットシェアーズは元々「ビットコイン2.0プロジェクト」の1つとして開発が進んでいました。
ビットコイン2.0というのは、独自の特徴を持った仮想通貨のことをいい、第二世代目の仮想通貨とも言われています。最初の仮想通貨であるビットコインを第一世代(ビットコイン1.0)としており、ビットシェアーズは第二世代目の仮想通貨として注目を浴びています。
では第二世代仮想通貨として注目を浴びているビットシェアーズの「独自の特徴」というのは、一体何なのでしょうか?
そこで次にビットシェアーズが持つ最大の特徴でもある「OpenLedger(分散型取引所)」について見ていきましょう。
ビットシェアーズが持つ最大の特徴である「OpenLedger」というのは、管理者のいない「分散型取引所プラットフォーム」のことを言います。
このプラットフォームはビットシェアーズ(BTS)の売買やビットコインやリップルといった他の通貨にも交換が出来る「取引所」のようなものになっています。またこのプラットフォーム内では、「ウォレット」に直接アクセスすることも可能なのでこのプラットフォーム内で通貨を保管することもできるのです。
そんなOpenLedger内ではビットシェアーズの派生コインである「スマートコイン(SmartCoin)」を使って他の通貨を買うことができます。
スマートコイン(旧BitAsset)とは価格連動通貨として誕生したコインで、様々な資産価値と価格連動するという特徴を持っています。例えば「BitUSD」なら「USD」の価格と連動、そして「BitGold」なら「金(Gold)」、「BitBTC」なら「ビットコイン」といったように、様々な資産価値と価格が連動しているのです。
ちなみに分散型取引所であるOpenLedgerは、同じ取引所プラットフォームを持つ「リップル」とよく比較されることがあると言います。
そこでどんなところが似ているのか、また何が違うのかについて見ていきましょう。
独自の取引所プラットフォームを持つリップル
同じように独自の分散型取引所プラットフォームを持つリップルも特定のネットワーク内で様々な通貨や物に交換・売買することができ、これを「IOU取引」と言います。
IOUというのは「I Owe You(私はあなたに借りがある)」の略語をいい、ある価値を持った「借用証書」の役割を持っています。
例えばあなたがA社から100円でIOUを購入した場合、このIOUは100円分の価値を持つ借用証書になるわけです。そしてこのネットワーク内であれば同じ価値(100円分)の物であればこのIOUで購入できるのです。
このようにリップルも独自のプラットフォーム内で取引や売買が可能になっているのです。
ではビットシェアーズとリップルは何が異なるのでしょうか?
リップルのプラットフォームには中央機関がある
最も決定的な違いは、リップルの分散型取引所プラットフォームには管理をする中央機関があることです。
リップルには「ゲートウェイ」という管理機関が存在し、一旦このゲートウェイにリップル(XRP)を預けることでIOUが発行されるという仕組みになっています。管理機関の存在は実はリスクがあり、万が一ゲートウェイが破綻してしまった場合に預けていた全てのXRPが消えてしまうというリスク(カウンターパーティリスク)があるのです。
一方ビットシェアーズのOpenLedgerには中央管理機関がありません。完全にブロックチェーン上で管理されているので、不正や改ざんにも強く、カウンターパーティリスクがないのです。
この中央管理機関の有無がビットシェアーズとリップルの最も大きな違いになります。
ビットシェアーズの購入方法と購入できる取引所を大公開!
現在ビットシェアーズを購入できるのは、独自プラットフォームである「OpenLedger」以外に「Poloniex(ポロ二エックス)」や「Bittrex(ビットレックス)」といった海外の取引所しかありません。
ここでは中でもおすすめの取引所として「Poloniex」の登録方法や購入方法について見ていこうと思います。
Poloniexの登録方法
ビットシェアーズを購入するためには、Poloniexのアカウントを作る必要がありますのでまずは登録方法について見ていきましょう。
1. Poloniexの公式サイトへアクセスし、「Create your account」をクリック(Poloniexは全て英語ですが、簡単ですので安心してくださいね。)
2. 個人情報入力画面になりますので、入力していきます。
・First Name(名前)
・Last Name(苗字)
・Country(国)
・Phone Number(電話番号:ここは入力しなくても大丈夫)
・Email(メールアドレス)
・Password、Repeat Password(パスワードの設定)
最後にロボットではありませんをクリックし、「Create your account」へ。
3. ここまでの入力が完了すれば、登録したメールアドレス宛に認証メールが来ます。認証メールに貼られたリンクをクリックすれば仮登録が完了します。
4. 売買をするために、二段階認証を行う必要があります。二段階認証を行うためには右上のスパナマークをクリック。
5. すると、QRコードが出てきます。
このQRコードは「Google Authenticator」という以下のアプリを使うことによって6桁のコードを出すことが出来ます。
そのコードとアカウント作成の際に設定したパスワードを入力すれば二段階認証の設定が完了します。
これでビットシェアーズを購入するために必要なPoloniexのアカウントが無事作れました。
では実際にどうやって購入するのかについても詳しく見ていきましょう。
ビットシェアーズの購入方法
Poloniexでは、どのアルトコインを購入するにもビットコインが必要になりますので、まずビットコインを移行、入金することから始まります。
1. ビットコインを入金するためには、右上の「BALANCES」の「Deposits&Withdraw」をクリック。
2. すると扱い通貨一覧が出てきます。その中からビットコイン(BTC)の欄の「Deposit」をクリックします。
出てきた受信用のアドレスにビットコインを入金すればひとまずPoloniexへのビットコイン入金が完了しました。では具体的に購入してみましょう!
3. 左上の「EXCHANGE」をクリックするとチャート画面が出てきます。チャート画面の右側にアルトコイン一覧が出ているので、「BTC」を選んでビットシェアーズ(BTS)をクリック。
4. BTSをクリックした後に下に行くと、「Buy BTS(買い)」と「Sell BTS(売り)」があり、それぞれ「Amount」という額を入力するスペースがあります。ここに入力した内容で「Buy」、もしくは「Sell」をクリックすれば購入できちゃうというわけです。