- Home
- 税理士が解説する仮想通貨の税金セミナーまとめ
税理士が解説する仮想通貨の税金セミナーまとめ
- 2018/8/15
- 気になる仮想通貨の税金
参加する前に準備をしておこう
「税金」って慣れない人には複雑ですよね。
ましてや、仮想通貨の税金なんて尚更。
言わずもがな、税金関係ことは税理士などの専門家に聞くのが一番確実です。
そこで今回は、セミナーに参加する前に準備すべきことや税理士が開催する仮想通貨の税金についての無料セミナーを紹介していきます!
この記事を読んで、万全の状態で仮想通貨の税金セミナーに参加しましょう!
目次
税金の計算方法
まずは、仮想通貨の税金の計算方法を知っておきましょう!
計算方法を粗方知っておくことで、セミナーに参加した時の理解度が格段に上がります。
仮想通貨の課税区分から計算方法まで、一気に見ていきましょう。
仮想通貨は「雑所得」
日本の場合、仮想通貨の取引で得られた利益は雑所得に該当します。
雑所得とは、給与所得や不動産所得など9種類の区分以外の所得のこと。
これらの所得は、自分の年間の総所得に加算して課税されます。
例えば仮想通貨で100万円の利益を出した場合、課税対象はその100万円だけでなく、利益100万円に年間所得を合算した総所得に対して課税されるのです。
さて気になる税率ですが、以下のようになっています。
課税対象の所得金額(課税所得額) | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円~330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円~695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円~900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円~1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円~4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
例えば、仮想通貨の利益100万円と基本所得300万円だった場合、合算所得は400万円なので税率は20%になりますね。
さらに住民税として10%も加わりますので合計で30%も税金として引かれてしまうのです。
さてここまで仮想通貨の基本的な税金の仕組みを理解したところで、次はセミナーを有意義に過ごすために必要な準備を紹介します!
参加する前に準備するもの
ではセミナーに参加する前に準備しておきたいものやチェックしておきたいポイントについてまとめていきます。
準備しておきたいものとして、「利益を計算しておく」、「源泉徴収」、「資産状況の把握」の3つがありますので、それぞれ見ておきましょう。
利益を計算しておこう
まずは、自分が仮想通貨で得られた利益を計算しておきましょう。
日本円で仮想通貨を購入した金額と仮想通貨を日本円に戻した時の差が「仮想通貨の利益」となり課税されます。
例えば、100万円分ビットコインを購入し、120万円で日本円に換金できたとします。
この場合、20万円が「仮想通貨の利益」となり雑所得として課税されます。
いずれにせよ、購入した日時と当時のレート、そしてそれを利益確定、もしくは他の仮想通貨に交換した情報もとっておきましょう。
源泉徴収票があると便利
次に準備しておきたいものは、「源泉徴収」です。
源泉徴収票にある「給与所得控除後の金額 - 所得控除の額の合計額」を確認します。
この「給与所得控除後の金額 ― 所得控除の額の合計額」に先ほど出した「仮想通貨の利益」を足すことで「所得金額」になります。
つまり例えば年収が800万円の場合、
800万円(給与所得控除後の金額)-200万円(所得控除の額の合計額)+20万円(仮想通貨の利益)= 620万円(所得金額)
となり、
課税対象の所得金額(課税所得額) | 税率 | 計算方法 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 所得金額×5% |
195万円~330万円以下 | 10% | 所得金額×10%-97,500円 |
330万円~695万円以下 | 20% | 所得金額×20%-427,500円 |
695万円~900万円以下 | 23% | 所得金額×23%-636,000円 |
900万円~1,800万円以下 | 33% | 所得金額×33%-1,536,000円 |
1,800万円~4,000万円以下 | 40% | 所得金額×40%-2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 所得金額×45%-4,796,000円 |
この表から620万円は、「330万円超695万円以下」となります。
つまり所得税は、620万円×20%-42万7,500円=81万2500円
という風に計算できますね。
自分の資産状況を把握する
また、ほかに不動産やFX取引などで収入がある方は、別途計算しておく必要があります。
したがって、仮想通貨の税金を計算する際には自分の資産状況を把握しておきましょう。
さてここでセミナ―に参加する前に準備しておきたい3つのポイントをもう一度おさらいしましょう。
①利益を計算しておく
②源泉徴収票を準備
③自分の資産状況を把握
上記3つが準備できたら、現状わからないことやセミナーで聞いておきたいことをしっかりメモしておきましょう。
そして、源泉徴収票を元に所得税を計算し、資産を把握することでセミナーの準備は万端。
さて、それではいよいよ仮想通貨のセミナーを紹介します!
仮想通貨の税金セミナーの中でも無料で開催されているものを紹介します。
無料の仮想通貨対策セミナーまとめ
仮想通貨の税金セミナーの中でも、安心できそうなセミナーを紹介します!
特に無料で参加できるセミナーを紹介しますので、初心者の方でも気軽に参加できます!
行政書士が直接東京で開催
税理士法人ファシオ・コンサルティング代表が自ら無料で開催し、東京で講演してくれるセミナーがあります!
残念なことに、こちらは参加費無料ですが、開催日がすでに過ぎています。
どうしても、ご相談したい方は直接連絡を取ってみてはいかがですか?
ちなみにファシオコンサルティングは公式サイトでセミナーの動画も配信していますので、こちらでもチェックできますね。
確定申告の準備で忙しい人向けのサービス
Youtubeにも仮想通貨の税金を解説した動画が多く掲載されています。
Youtubeなので、動画を視聴する際には講演者の職業に注目しましょう。
また、確定申告が近づく年始1月ごろから順次セミナーが開催されることが通例です。
したがって、セミナーを比較したい方は1月に照準を絞ると良いでしょう。
仮想通貨の税金セミナーには、準備を万全にしてから参加しましょう!
当サイトには関連記事としてこちらの記事もよく読まれていますので是非読んでみてはいかがでしょうか?
>>仮想通貨にかかる税金の悩みを無料相談で解決!おすすめの業者を一挙大公開
>>仮想通貨の税金徴収で副業がバレる?確定申告の注意点や対処法とは