ロシアのプーチン大統領「ブロックチェーン技術は今後絶対に必要になる」

ロシアはブロックチェーン技術に乗り遅れない!

ロシアのVladimir Putin(ウラジーミル・プーチン)大統領によると、ロシアにはブロックチェーンテクノロジーを必要であり、この革命的な技術の開発と導入に遅れを取らないことが重要であると強調した。

ロシア市場に関するユニークな洞察を提供することで有名なRussia Insight(ロシア・インサイト)が、Putin大統領とロシア最大の銀行Sberbank(スバーバンク)代表Herman Gref(ハーマン・グレフ)の議論を特集した動画を公開した。

Putin大統領によると国及び、規制機関、 地元銀行がブロックチェーンテクノロジーを導入するべきと主張した。

プーチン大統領は、

「ブロックチェーン技術が必要である。石器時代が終わったのは、石の欠如のためではなく、新しい技術が登場したため。このブロックチェーンテクノロジー競争の後半には、先駆者に完全に依存することになる」

と述べている。

ロシアで最も影響力のある金融機関を監督しているグレフ氏も、ブロックチェーン愛好家で、仮想通貨は世界金融システムにとって不可欠になると指摘し、

「受け止めなければいけない真実」

と昨年11月に語っている。

今年一月下旬にも、Sberbankは投資家の仮想通貨に対する需要に対応するために仮想通貨取引プラットフォームを立ち上げる可能性が高いと言っていた。

同月、Putin大統領はロシアの報道機関TASS(タス)に投資家を守り、企業の成長を促進するための規制が実施すると述べている。

また、仮想通貨は交換媒体と決済ネットワークの媒体として機能することはできるが、価値の蓄積・保存の用途には懸念があるとのこと。

また、Putin大統領は、大多数の銀行や政府関係者の視点と同調し、仮想通貨は現物に支えられていないため、その価値を保証することはできないと述べている。

しかし、内在的価値の欠如の問題は仮想通貨に限らず、法定通貨、株式、債券、資産、および商品においても明らかである。これらのどの資産でも市場における供給と需要をもとに価値を生み出している。

原典:Vladimir Putin Says Russia Needs Blockchain, Cannot be Late in the Race

ここまでの内容と考察

ロシアのプーチン大統領が国を挙げてブロックチェーン技術に乗り出し始めています。

以前は仮想通貨に対して批判的であったロシアでしたが、仮想通貨のICOも昨年から支援しています。

今後の仮想通貨市場のキープレイヤーとして、ロシアの動向に注目が集まります。