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SBIの仮想通貨取引所「SBIバーチャルカレンシー」が公開を延期
- 2018/3/3
- 仮想通貨の最新ニュース
国内最大手の金融グループSBIが、独自の仮想通貨取引所「SBIバーチャルカレンシー(VC)」の開設を延期する事を発表した。
連日世間を騒がせている仮想通貨取引所のセキュリティ問題を受けて、より堅牢なセキュリティを築くべく開設を遅らせた模様だ。
SBIグループは今週に入り、かねてから構想していた独自の仮想通貨の作成・仮想通貨取引所の開設を正式に遅らせる方針を示した。
実現すれば日本初の金融機関が運営する仮想通貨取引所が誕生する予定であったが、ここは一旦お預けとなった。
SBIが本格的に仮想通貨事業への参入を発表したのは、2016年10月。
実際に仮想通貨取引のプラットフォームを創造する事に成功したが、その後は思うように上手く事が運ばない状況が続いていたという。
翌年2017年9月には金融庁への報告を済ませ、正式に仮想通貨業者としての活動を開始できるようにはなったものの、結局ここまで明確なアクションを起こせずにいる。
既にSBIの仮想通貨取引所を利用したい人々は、口座開設の手続きを済ませて待っている状態であるという。
それだけに、セキュリティが万全で安心して利用できる仮想通貨取引所の開設が待たれている状況だ。
現状に際してSBIの関係者は、
「とにかくセキュリティ面を万全にしなければならない。特に連日ハッキング問題等が発生している今、お客様の信用を回復するために、これは絶対に避けられない課題である。そのためには、多少の遅延も厭わない。」
と強く主張している。
コインチェック事件やZaif事件など、セキュリティ面での仮想通貨取引所の問題が頻発する今日この頃。
仮想通貨取引所に対する世間からの信用が急落している今だからこそ、まさに彼らが主張しているように、多少の遅延を被ってでもセキュリティが完璧な状態でスタートしなければならないのかもしれない。
今後の早期改善、および早期取引所開設が望まれる。
原典:「Japanese Banking Group SBI Postpones Cryptocurrency Exchange Launch」
ここまでの内容と考察
国内最大手の金融機関としては珍しく、仮想通貨事業に積極的な姿勢を示し続けているSBIがこの度、仮想通貨取引所の開設を遅らせる事を発表しました。
かれこれ約1年前から仮想通貨取引所の構想が発表されていただけに、利用者たちは首を長くして待っているところでしょう。
そんな中で今回の遅延発表があったわけですが、主な理由としては最近特に問題視されている仮想通貨取引所のセキュリティ問題が起因しているといいます。
コインチェックやZaifといった大手の取引所が軒並み不祥事を起こしているのですから、慎重にならざるをえないのもわかる気がしますよね。
ちなみにSBIバーチャルカレンシーでは「リップル」が基軸通貨になる模様で、日本発の仮想通貨を多く取り扱うそうです。
万全なセキュリティをもって、満を持して取引所開設が行える日は近いのでしょうか?今後のSBIの動向に要注目です!