コインベース、新たな資産保管サービスで200億ドルもの資金管理を始める

米国の仮想通貨取引所コインベースは今月2日、大規模機関投資家向けの仮想通貨保管サービスである「コインベース・カストディ」を開始した。

「コインベース・カストディ」とは、機関投資家の最大の懸念要素であるセキュリティの問題に対処する資産保管サービス。

そして同サービスは、米国でも有名な独立ブローカーの「エレクトリック・トランザクション・クレアリング(ETC)」を通じて提供されている模様だ。

ETCは、投資家保護及び公正な証券取引を目的として設立された米国証券取引委員会(SEC)に準拠しているため、高い安全性を誇る。

ちなみに報道によると、この新サービスでは既にヘッジファンドの資産として200億ドル(約22兆3000億円)を保管していることが分かっている。

これらのコインベースの動向に関して、専門家であり大学教授のRobert Hockett(ロバート・ホケット)氏は、

「かつて証券会社が運用・保管という2つの役割の結合を試みた際に、SECから指摘を受けたケースと同様の事態に陥ることを危惧する。」

とコメントを寄せている。

原典:「Coinbase Reportedly Secures $20 Billion Hedge Fund Through Its Prime Brokerage Services

ここまでの内容と考察

今回のニュースは仮想通貨取引所のコインベースが新たに始めた保管サービスで、ヘッジファンドの資産200億ドルの管理を行っているというニュースでした。

このような動きに対して、専門教授さえも運用と保管という矛盾した利害関係を懸念しているので、これにどう対処していくのかといったところが、今後のコインベースにとって重要なポイントとなりそうですね。

果たしてこの新サービスは、仮想通貨界にどのような影響をもたらすのか。

この先の展開に目が離せません!!