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仮想通貨を寄付!?豪州「UNICEF(ユニセフ)」が画期的な取り組みを開始
- 2018/5/2
- 仮想通貨の最新ニュース
仮想通貨が本格的に、慈善事業へ活かされる瞬間がやってきたようだ。
先日、世界的慈善団体「UNICEF(ユニセフ)」の豪州(オーストラリア)支部が、仮想通貨を用いた寄付方法を追加する旨を発表した。
それによれば、仮想通貨を新たに発掘する技術、いわゆる「マイニング」を新たな募金方法として確立し、今後普及させていく狙いだという。
We're excited to launch The Hopepage. This innovative website allows you to easily donate some of your computer processing power to generate #cryptocurrency and fund life-saving aid for children in crisis. #UNICEF #ForEveryChild https://t.co/rPXCnTcahy
— UNICEF Australia (@unicefaustralia) 2018年4月29日
上記ツイートにも記載がある通り、世の恵まれない子供達を対象として、彼らを救う新たな手立てとして、仮想通貨が正式に用いられる事となる。
より具体的には、寄付をしたいユーザーが同団体の専用ホームページ(Homepage)ならぬ、ホープページ(Hopepage)を訪れる事で、自主的に寄付を行う事ができるようになっている仕組みだ。
寄付する額の多寡や、そもそも寄付をするか否かの判断も完全に個人の意思に委ねられているため、より透明性が高く、寄付者のプライバシー等にも配慮したつくりとなっている。
まさに画期的の一言で集約される今回の取り組みだが、もちろん課題がないわけではない。
例えば、実際のマイニングにかかるマシンパワー(PCの電力等)は想像以上のエネルギーを消費するため、知らず知らずの内にPCの速度や調子が落ちてしまうリスクも十分に考えられる。
また、やはりセキュリティ面も気になる部分だ。
先ほど述べた事と多少矛盾するようだが、どんなにプライバシー等の保護がしっかりしていようと、現状の仮想通貨市場全体のエコシステムでは、まだまだセキュリティは脆弱であると言わざるをえない。
大手の取引所等が軒並みハッキング被害にあっている現状を見れば一目でわかる通り、やはり今後、市場全体の環境整備が進まない事には、セキュリティ面での不安は払拭できないだろう。
課題も山積みの中で始まった新たな募金活動だが、今後果たしてこの形態は普及していくのか。それとも、途中で頓挫してしまうのか。
ユニセフを通じた、新たな仮想通貨の可能性に、世間の注目が集まっていく。
原典:「unicef-australia-offers-users-option-to-mine-crypto-as-donation」
ここまでの内容と考察
世界的に有名な慈善団体のユニセフが、新たに仮想通貨マイニングを通じた寄付方法をオプションとして追加したという今回のニュース。
確かに仮想通貨の利便性は高く、今後ますます普及が望める存在ですが、それを「寄付」の媒体として利用するという発想は斬新そのものと言えます。
また、ユニセフほどの大規模な団体がここまで先進的な取り組みを行っているという事実に、正直驚きを隠せません。
今後徐々にでもこの取り組みが普及し、様々な寄付形態が追加され、気軽に募金ができる世の中になる事を切に望みます。
ユニセフが描く未来、今後の更なる活躍に期待しましょう!