韓国が仮想通貨の開発拠点「クリプトビーチ」の設立を検討へ

韓国、釜山に仮想通貨の開発拠点を設置!ビジネスチャンス獲得へ

地元紙Edailyによると、韓国の釜山(プサン)にブロックチェーンセンター「Crypto Beach(クリプトビーチ)」の開発を検討しているという。

今回開発されるクリプトビーチは、スイスの仮想通貨とブロックチェーン技術の開発を行う「クリプトバレー」をモデルにしているそう。

またソウルで開かれた「グローバルブロックチェーン会議」で、韓国のICT Financial Convergence Associationの王会長が、

「スイスのクリプトバレーのように、韓国にも仮想通貨産業に集中する場が必要だ」

と発言しており、他にも現在韓国を取り巻くICO禁止処置の影響で、世界的に遅れを取っていることに対しても苦言を呈していた。

また危機感を感じているのは、行政だけではない。

韓国企業もICOを国内で行えない状況から、ビジネスチャンスを逃してしまう可能性を示唆しており、これらの問題を解決するためにもクリプトビーチを開発するという。

ちなみに開発されるクリプトビーチは釜山の東に位置するリゾート地「海雲台(ヘウンデ)」に立ち上げる予定で、この土地は韓国政府から今後数十年における商業発展センターとして分類された裕福なビーチ沿いの町。

その町に仮想通貨の最先端が集まるという事で、国内外から大きな注目が集まっているようだ。

原典:「South Korea to Develop ‘Crypto Beach’, Modelled After Switzerland’s ‘Crypto Valley’

ここまでの内容と考察

クリプトバレーがあるスイスは、市民投票にブロックチェーンの導入をテスト、さらには税金をビットコインで払えるなど仮想通貨の分野で世界的にも進んでいる国です。

そんな同国をモチーフにした「クリプトビーチ」が韓国で成功した場合、韓国の仮想通貨を取り巻く環境が大きく変わっていくことが予想されますね!

韓国がアジアの中で仮想通貨を牽引する存在になるかどうか注目していきましょう!