NEMの価格が急騰から急落へ、Wechatとの提携の噂はデマか

ネムコインの仕組みや特徴

仮想通貨時価総額ランキング現在第10位の仮想通貨NEMの価格が12月9日に急騰と急落を記録し、値動きの激しい一日となった。

急騰の要因は中国のメッセージアプリWechatとの提携が行われるという噂が出回ったからである。

Wechatは中国ほとんどすべての人々が利用しており、中国版のLINEと言われており、大きな注目を集めた。

しかし、その提供がデマだったことが判明し、価格が急落したのである。

NEMは、送金スピードの早い仮想通貨として以前から注目されており、「ネムラー」と呼ばれる熱狂的なファンがいるほどである。

しかしここ半年ほどはリップルと同様に価格の値動きが鈍く、仮想通貨市場全体の盛り上がりについていけていなかった。

そこで、今回の中国のLINEであるWechatとの提携は大きな期待感が投資家の間で生まれた。

Wechatとの提携はなしだが、支払いシステムは完成?

正式にWechatとの提携はないが、Wechat内でNEMを使用できるシステムが完成したとのこと。

つまり、Wechatを利用する人々はNEMを利用した支払いをすることができるようになる。これにより、NEMの流動性が高まり価値が高まると言われている。

NEMのシステムがWechat内で利用できるようになるのは12月21日。また、2018年には、カタパルトと呼ばれるNEMの送金時間が短くなるアップデートが控えており、NEMには2017年初期以来の注目度が集まることが予想される。

NEMは元々決済仮想通貨として実用性が高い。ブロック生成時間は1分(ビットコインは10分)と非常に短く決済スピードが非常に速い仮想通貨として知られている。

加えて、送金手数料も10000NEM(約50万円)あたり0.05NEM(約2.25円)と非常に安く、もっと高い評価を持っていても良いと考えられる。

実際、ビットコインやビットコインキャッシュよりも決済通貨として実用性が高いことは明確。

マーケティング次第では、注目度がさらに高まる可能性も考えられる。