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MyEtherWalletで15万ドル相当のETHがハッキング被害に
- 2018/4/25
- 仮想通貨の最新ニュース
EtherScanのデータによるとMyEtherWallet(マイイーサーウォレット)のDHS(ドメインネームシステム)サーバーがハッキングされ、15万ドル(約1,630万円)相当のイーサリアムが盗難された。
米国時間の午前7時17分、179件のアドレスから合計216.06ETH(約1630万円)のインバンド取引が送信された。
その後犯人は、午前10時15分に215ETC(約1,622万円)を別のアドレスに送信した。
盗難の被害にあい、0.9ETH(約68,720円)を失ったMyEtherWalletユーザーは
「目を覚まし、パソコンの電源を入れたんだ。
MyEtherWalletを開いてみると、正しくない接続証明が画面に出た。
これは変だと思いURLをダブルチェックして、さらにトリプルチェックまで行ったんだ。
それからさらにグーグルでURLを入力したあと、EAL(セキュリティレベルを評価する指標)を使ってフィッシングじゃないことも確認した。
それでも僕はログインしないほうがいいと思いつつ、ログインしてしまったんだ…。
そしたら、10秒間のカウントダウンが始まって、僕のウォレットから別のウォレットへETHを送信し始めたんだ!」
と説明した。
事件後、MyEtherWallet側は、Twitterの公式アカウントでサーバーがハッキングされたことを認めた。
ツイートの内容は以下の通りである。
5/5 To keep up this fight against this criminal phishing attack, we need our amazing community to support and educate each other – this is an ongoing battle that requires us all to stick together.
— MyEtherWallet.com (@myetherwallet) 2018年4月24日
「MyEtherWalletのサーバーがいくつかハッキングされ、ユーザーをフィッシングサイトに誘導した。
これはMyEtherWalletの責任ではなく、私たちは早急にどのサーバーが問題なのか原因究明を進めている。」
と説明した。
MyEtherWalletでは、サーバー状況は正常に戻ったとし、フィッシング対策の確認ガイドを発表。
It seems that everything is now back to normal, BUT PLEASE STAY SAFE and read/share this guide: https://t.co/uBlsJ8IoNw
— MyEtherWallet.com (@myetherwallet) 2018年4月24日
利用者に対し、仮想通貨を盗まれないよう注意を呼び掛けている。
ここまでの内容と考察
今回のニュース内容は、MyEtherWalletのサーバーがハッキングの被害にあい、15万ドル(約1630万円)相当ETHが盗まれたという事件です。
この事件はサーバーをハッキングし、ユーザーをフィッシングサイトに誘導するよう仕向け、強制的にETHを別のアドレスに送信するという手口でした。
事件後、MyEtherWallet側はフィッシング対策の確認ガイドを発表し、ユーザーに注意を呼びかけました。
ここまでがニュースの内容です。
ウォレットで管理をしていても、今回の事件のように仮想通貨が盗まれてしまいます。
もし、あなたのウォレットに違和感や怪しい点などあれば、ログインをしないで公式の対策を待ったほうがいいですね。
今回の事件を機に、MyEtherWalletのセキュリティがより強固になることを願います。