ビットコインマイニングがT-Mobileのネットワークを妨害?

ビットコインマイニングがモバイルネットワークを干渉

米連邦通信委員会(FCC)は、ニューヨークのブルックリンにあるビットコイン採掘施設が、電気通信の700MHz帯域に有害な電波を送信していることでT-MobileのLTEネットワークを妨害したことを明らかにした。

米連邦通信委員会が2月15日に公表した文書で、昨年11月30日にT-Mobileが仮想通貨マイニングマシンのモバイルネットワークへの潜在的な干渉についての苦情を提出したことについて指摘した。

調査報告によると、BitMain(ビットメイン)社のビットコインマイニングマシンの「Antminers5 Bitcoin Mine」がT-MobileのLTEネットワークを妨害していることが判明した。

米連邦通信委員会の表明によると、

「ニューヨーク州ブルックリンの住宅から700 MHz帯の電波が放射されていることを確認した。

妨害装置(Antminers5 Bitcoin Mine)がオフにされたとき、干渉は停止した。

このデバイスは、T-Mobileのブロードバンドネットワークに割り当てられた周波数で電波を生成し、有害な干渉を引き起こしている」

とのこと。

米連邦通信委員会はビットコインマイニング利用し、テレコムのモバイルネットワークへの継続的な干渉は連邦法に反していると強調している。

「マイニング機器のオペレータは、装置が有害な干渉を引き起こしていることを委員会の代表者が通知されると、装置の動作を停止する必要がある。

有害な干渉を引き起こす状態が修正されるまで操作を再開してはならない」

とモバイルネットワークに干渉するマイニング機器への使用規制を発表した。

ここまでの内容と考察

ニューヨークの大都市でマイニングデバイスがモバイルネットワークに干渉している問題がありました。

しかし、「Antminers5 Bitcoin Mine」はBitMain社のビットコインマイニング機器の中では古いモデルです。現在では「Antminers9 Bitcoin Mine」まで展開しているそうです。

新しいモデルのマイニング機器がどの程度モバイルネットワークに影響するのかの詳細はわかっていませんが、これからのマイニングデバイスの発展にも注目していきたいです。