「IBM」がブロックチェーン搭載の詐欺広告追跡システムを開発へ

IBM、ブロックチェーン搭載の詐欺広告追跡システムを開発へ

世界的な大手IT企業が、最新技術を活かした、新たな施策を打ち出すようだ。

先日、大手IT企業の「IBM」が、ビジネスコンサルティング部門の「IBM ix」を通じ、新たなシステムを立ち上げる事を発表した。

それによれば同社はこの度、ソフトウェア会社の「メディアオーシャン」と提携し、ブロックチェーン技術を活かしたデジタル広告の追跡システムを創り出すのだという。

この新たなシステムを導入する事で、各デジタル広告が隈なく精査され、不正な(詐欺まがいな)広告を排除する事を可能とする模様だ。

上記のツイートに代表される通り、今回のプロジェクト(新システム)に期待する声も必然的に増加の一途を辿っている。

ブロックチェーンを有効活用できるのではないかという世間の期待感が高まる中で、IBM ixのマーケティング担当者は、

「金の流れ・関連企業・各企業の業務内容が把握できれば、物流でどこに無駄があるかが把握できるはずだ。

我々はそれらを追求する事で、不必要な中間業者を排除することができるようになるだろう。」

と、コメントを寄せている。

また、提携先であるメディアオーシャン社のBill Wise(ビル・ワイズ)CEOは、

「我々は来年末までに、大多数の企業に用いられるような、完全に機能する魅力的なソリューションの提供を行えるようになるだろう。」

とこれからの展望を語っている。

原典:「IBM Launches Blockchain-Powered Media Transactions Tracker to Prevent Advertising Fraud

ここまでの内容と考察

世界的に有名なIT企業のIBMが、子会社を通じて新たな詐欺広告追跡システムを創り出そうとしているという、今回のニュース。

ブロックチェーンを活用したビジネスモデルは既に様々存在していますが、それでも違法なデジタル広告を追跡・禁止するというアイディアは、そのユニークさ含め前例を見ないものであると言えます。

今後このように、多角的な面でブロックチェーンの活用が進み、より一般的に同技術および仮想通貨が普及してほしいと願うばかりです。

今後果たしてIBMが仮想通貨市場を席巻する事はできるのか、はたまた競合先が行く手を阻むのか。

その熱き攻防から、ますます目が離せませんね!