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ゴールドマンサックス「ビットコインは新しい金ではない」
- 2017/10/20
- 仮想通貨の最新ニュース
ゴールドマン・サックスは、ビットコイン取引の開始を検討している一方で、
「ビットコインは新しい金ではない」
と公表している。
ゴールドマンサックスは顧客に対して、金が最良の投資商品であると語っている。
「金は、最も価値のある長期保有に向いている資産であり、資産管理に重要な点で仮想通貨に勝っています。」
加えて、
「ビットコインはハッキングに脆弱であり、イーサリアム、Monero、Dashなどの競合がいますが、金には競合がない」
と述べている。
また、取引高を比較し、
「金はビットコインと比較すると取引高が圧倒的に高く、一日のボラティリティがはるかに低い」
と主張している。
このようにビットコインを批判したゴールドマンサックスですが、CEOであるLloyd Blankfein(ロイド・ブランクフェイン)氏が「無視するのが難しくなっている」と述べるなど、ビットコイン取引に参入することを検討していると言われている。
現在、ビットコイン価格が上昇しており、ゴールドマンサックスのような大手企業が仮想通貨市場への参入を検討するのもうなづける。
これにもかかわらず、JPモルガンのCEOのようにビットコインに対して真っ向から批判する者もおり、今後の意見の対立にも注目である。
原典:「Bitcoin Is Not the ‘New Gold,’ Goldman Sachs Tells Clients」
ここまでの内容と考察
アメリカ金融界の意見を二分している2社のうち1社、ゴールドマンサックスが発言をしました。
ビットコインの市場価値は10兆円に近づき、大手金融機関と言えど無視できなくなっています。
そんな中、ヘッジファンド業務を主戦場とするゴールドマンサックスは、ビットコインを中心とした仮想通貨市場への参入を前向きに検討している一方、銀行業務を主に行っているJPモルガンは送金速度や手数料で優位に立つビットコインに市場を奪われる可能性があります。
そのため、この2社の間では意見が分かれていますが、今回はゴールドマンサックス側の意見が少し、JPモルガン側の「批判的」な意見に寄った形になります。
大手投資会社であるゴールドマンサックスがビットコインへ投資するということになると、市場が大変革すると言われているます。