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ドイツ最大の取引所がイーサリアムを採用
- 2017/10/2
- 仮想通貨の最新ニュース
ドイツ最大のビットコイン取引所「Bitcoin.de」は、イーサリアムのサポートするためにプラットフォームを統合するという。
Bitcoin.de開発チームは、9月27日ユーザーにイーサリアム取引の開始を予定するメールを送っており、ドイツのビットコインニュースサイト「BitcoinBlog.de」とのインタビューで、
「アルトコインの需要が急激に増加しているため、イーサリアムの取引開始を決定した。」
と述べている。
Yeah! Ich bin gerade in die (noch geschlossene) Beta-Gruppe für den #Ethereum Handel auf @bitcoin_de aufgenommen worden ???#ETH #Ether pic.twitter.com/ESdl75H31R
— Oliver Flaskämper (@flaskaemper) 2017年9月1日
Bitcoin.deが発表した声明には、
「当初ユーザーからアルトコインへの強い要求はなく、イーサリアムの前にライトコインへの需要が上がっていた。しかしイーサリアムの登場とともにアルトコイン全体の需要が激増したため、イーサリアムを採用する。」
と述べられている。
日本・韓国・アメリカに後れを取りながらも欧州勢が伸びている
優良企業が多く、投資家にとって良い規制や政策があるのにも関わらず、ヨーロッパでのビットコイン取引量や仮想通貨に関する開発は遅れている。
ビットコイン市場のデータ管理企業「CryptoCompare」によると、現在ヨーロッパのビットコイン取引所の市場は世界で第4位のシェア。
さらに中国のICO、取引所規制が発表される前は、世界の約2%のシェアしか占めていなかった。中国のICOや取引所規制によって、ヨーロッパのビットコイン市場は若干の盛り上がりを見せ、3.44%にまで上昇した。
イギリス、フランス、ドイツをはじめとする近年ヨーロッパでは、多くのFintech新興企業が設立されているが、それでもビットコインとブロックチェーン市場での成長には苦戦している。
取引量に関するヨーロッパの伸び
ヨーロッパのビットコイン取引所は、イーサリアムを含めたアルトコインへの対応を通して今後数か月で大きく成長する可能性があり、世界的にも主要なイーサリアム・ビットコイン市場になるかもしれない。
イーサリアムだけでみれば既にヨーロッパは世界第3位のシェアを誇り、イーサリアムの取引量の7.5%を占めている。9月の最終週に、ユーロ圏中央銀行(ECB)の金融政策運営者Mario Draghi(マリオ・ドラギ氏)は、
「ビットコインを含める仮想通貨の規制や禁止をするつもりはない。」
と発表した。中国のようにICOや取引所を規制せず、ユーザーや投資家にとって良い取引環境を提供することに重点を置いていけば、今後ヨーロッパは世界的に仮想通貨の主要な市場になる可能性もあるという。
原典:「Germany’s Biggest Bitcoin Marketplace to Integrate Ethereum Trading」
ここまでの内容と考察
イーサリアムにとって良いニュースが出ましたね。
ビットコインに次ぐ時価総額を誇るイーサリアムですが、最近では、中国や韓国のICO規制というネガティブなニュースのせいで、イーサリアムはビットコインほどの勢いで価格が上昇していません。
ICOの投資にはイーサリアムが使用されるので、ICOが禁止されるとイーサリアムの需要が減るという予測から、イーサリアムの価格はマイナスに働いています。
一方で、本文のようなイーサリアムにとって好材料となるニュースも多々あります。例えば、今イーサリアムについて注目されているのが、本サイトでも何度かご紹介している「メトロポリスハードフォーク」です。メトロポリスは10月中旬に実装される予定であり、これにより、セキュリティの向上など様々な機能がイーサリアムに追加されます。
また、日本国内の話だと、国内の飲食店や小売店の支払いにイーサリアムが利用できるようになることも発表されました。
ビットコインだけでなく、イーサリアムの価値も継続的に上昇しています。
10月中旬のハードフォークは必須で動向をチェックしますが、イーサリアムの利用拡大に関するニュースも随時チェックしていかなければいけませんね。