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ヨーロッパ仮想通貨規制、年末までには明確化する?
- 2018/10/10
- 仮想通貨の最新ニュース
欧州規制当局が、「有価証券」としてICOを規制するかどうかに頭を悩ませている。
ESMA議長によると、今年年末までには規制を行う方法が提示されるという。
ヨーロッパのICO規制はどうなる?
ESMA (欧州証券市場監督局)の議長であるSteven Maijoor (スティーブン・マイザール)氏が、欧州議会の経済問題委員会でICOを巡る規制について発言した。
マイザール氏によると、一部のICOトークンは金融商品に類似しており、既存規制の対象となるという。
しかし、現存する規制枠組みでは判断しかねるトークンに関しては、最善な規制を分析しているそうだ。
今回の発表は、ESMAが仮想通貨やその他のフィンテック事業の監視のために、110万ユーロ(約1.4億円)を割当てる意向を明らかにした一週間後に行われた。
そんなESMAは、2019年の目標を以下のように設定している。
市場監視に関するアドバイスや 「必要に応じて取る行動」を提案にするのに加え、現状では地域別に実施されている規制を連動させる思惑だ。
また、EU機関、市場参加者、一般消費者のためのアドバイスを作成するとしているが、具体的な内容は述べていない。
規制が曖昧と批判される仮想通貨だが、水面下でそれに対する規制の明確化が徐々に進んでいるようだ。
原典:European Securities Regulator to Report on ICO Rules by 2019
ここまでの内容と考察
ESMA (欧州証券市場監督局)の議長がヨーロッパで行われるICOの規制枠組みを年末までに明確化すると発言したという、今回のニュース。
仮想通貨に対して以前は厳しく規制する意向を示していたヨーロッパですが、最近ではその姿勢に少しずつ変化がみられますね。
例えば、最近では、EC副委員長であるValdis Dombrovskis(ヴァルディス・ドムブロフスキス)氏が、ICO市場はこれからも
「大幅に拡大する」
とコメントするなど、仮想通貨に対して前向きな発言を繰り返しています。
また、今後は米国証券取引委員会(SEC)とESMAの規制に対するアプローチの違いについて考えるのも面白いかもしれませんね。
#ESMA taking a similar approach to the #SEC on #crypto & #ICO tokens as #securities #CryptoNews https://t.co/iWBIkKwyKe
— John Galt (@CryptoJohnGalt) 2018年10月8日
今後もICOが盛んなヨーロッパの規制について注目していきましょう。