仮想通貨の価格が高騰する10の要因(第二弾)

仮想通貨とは?

仮想通貨の価格が急騰した際にはバブルだと言われ、急落した際にはこのまま下落し続けてしまうのではないかという雰囲気に包まれます。

一方で、仮想通貨は乱高下しながらも、長期的に見ると上昇を続けており、ホールドしている人で損をしたという話を聞いたことがありません。

ただ、仮想通貨をホールドしている方でさえ価格が大きく変動した際には理由が非常に気になるもの

そういうお話を多くの方から聞き、仮想通貨の価格が急騰する10の要因を連載しています。

 

第一弾はこちら

 

では、引き続き仮想通貨の価格が高騰する10の要因を見ていきましょう。

ビットコインの価格上昇に引っ張られて価格が上昇

仮想通貨の価格は、ビットコインの価格に大きく影響を受けています。ビットコインが急騰すれば、他の仮想通貨の価格も下落しますし、逆にビットコインが急落すれば、他の仮想通貨の価格は急落します。

例えば、2017年11月にビットコイン先物上場が発表された後にビットコイン価格が上昇を続けていましたが、アルトコインの価格も軒並み伸びました。

一方で、12月10日のCBOEへのビットコイン先物上場前のビットコイン価格下落によって、仮想通貨市場全体が一時落ち込んでいます。

仮想通貨市場の時価総額のうち過半数を占めているビットコインは、他の仮想通貨に与える影響が非常に大きいと言えます。

ただ、仮想通貨市場全体の資金がビットコインに移動しているときは、ビットコインの価格が上昇したとしても、アルトコインの価格は下落することがあるので注意が必要です。

関連する仮想通貨の価格が上昇

関連がある仮想通貨の価格が上昇した際、仮想通貨の価格が上昇します。

例えば、ビットコインとライトコインですが、この2仮想通貨には密接な関連性があります。というのもライトコインのLIghtning Networkというシステムがビットコインに応用されているからです。

ビットコインとライトコインの価格が上昇し、他の仮想通貨の価格が下落しているということが頻繁に起きています。

また、少しマニアックな話になりますが、最近話題のモナ―コインとBitzenyという仮想通貨が顕著な値動きをしました。12月前半にモナ―コインの価格が急騰した際、ほとんど知られていないにもかかわらずBitzenyの価格が数倍に急騰しました。

これは、モナーコインとBitzenyが日本発の数年前からある仮想通貨という点で類似しているからです。

この他にも、開発者が提携をしているイーサリアムとZ-cash、匿名性という点で同じ特徴を持つMoneroとZ-cash、スマートコントラクトを搭載しているイーサリアムとNEOなど、同様の値動きをする可能性が高い仮想通貨もいくつかあります。

新サービスが開始される仮想通貨の価格は高騰

その仮想通貨を用いた新サービスが提供開始、あるいは新サービスの発表があった際には、大きな価格が上昇が期待できます。

例えば、NEMが中国のLINEと言われているWechatにおいてNEM決済ができるサービスを発表した際には、価格が2倍になりました。時価総額ランキングで常に上位に位置し、すでに成熟している仮想通貨であるNEMでさえ新サービスの発表の際には価格が急上昇してしまいます。

第一弾でご紹介した「大企業との提携」という話ともつながりますが、リップルがクレジットカード会社「American Express」と共同で事業を行うということを発表した際にも一瞬で50%以上の価格上昇を記録。

仮想通貨の新サービス発表というのは、仮想通貨の普及が進むということなので、ポジティブなニュースになることは間違いありません。

まとめ

今回は、「ビットコインの価格上昇に引っ張られて価格が上昇」「関連する仮想通貨の価格が上昇」「新サービスが開始される仮想通貨の価格は高騰」という3つの要因が仮想通貨の価格上昇の要因となることをお伝えしました。

仮想通貨は得体の知れない市場だと思われがちですが、価格の変動にはきちんとした要因があるのです。これらの情報をすべて把握することは難しいですが、自分が目を付けた仮想通貨だけでも、情報を集めると良いのではないでしょうか。
  

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