仮想通貨市場が最低水準に達するも、わずかに回復へ

今月8日、仮想通貨市場全体の時価総額は2190億ドル(約24兆円)で、昨年11月中旬以来の最低水準に達した。

しかし8月9日、前日までの価格低迷から仮想通貨市場は回復。

今回の回復で、主要な仮想通貨全ての価格が上昇している。

時価総額ランキング1位のビットコインは約3.2%上昇し、6500ドル(約72万円)付近で取引されているが、それ以前の伸びと比較すると一週間で14%、月間で3.5%の下落となる。

そんなビットコインの下落についてドージコインの創設者Jackson Palmer(ジャクソン・パルマ―)氏は、

「米国規制当局SECがビットコインETFを承認せず決定を延期した事が、市場の低迷に関係している」

と発言した。

また仮想通貨時価総額ランキング2位のイーサリアムは、現在約363ドル(約4万円)で取引されており、ビットコインの回復に連れられるかのように、前日から1%上昇した。

少しの回復を見せてはいるものの、やはり1週間で11%、月間では24%下落。

さきほども述べたが、前日比ではトップ20の仮想通貨全ては回復しており、その中でもカルダノは堅調な伸びを見せ約8%の上昇となった。

しかしイーサリアムクラシックの価格だけ減少しているようだ。

その理由としてイーサリアムクラシックが7日世界最大級の取引所へ上場するというニュースを受け、価格が大きく高騰した事が関係している。

これは単に上がった価格から約2%下落したという事を指す。

このような価格の変動について、Pantera CaptitalのCEO Dan Morehead(ダン・モアヘッド)氏は、ビットコインETF等の承認等に投資家が以上に反応しすぎである意見を述べている。

原典:「After a Catastrophic Week, Crypto Markets Rally Forth Into the Green

ここまでの内容と考察

今回はニュースは大きく価格が減少した前日から、仮想通貨市場が少し回復したというニュースをまとめました。

先月はビットコインETFの承認に期待がかかりビットコインの価格が上昇しましたが、承認の延期が発表されたところ、価格が一気に下落してしまいました。

ニュース記事の文末にもあったように、投資家が敏感に反応しすぎているのではと感じます。

仮想通貨のボラビリティが無くなっていくのは、まだまだ先といえるでしょう!

しかし最近、そんな仮想通貨も日常での使用が世界中で増えてきました。仮想通貨が日常で使われていくに連れてボラビリティも少なくなります。

仮想通貨の最新情報に注目です。