仮想通貨市場全体は低迷するも、ビットコインは価格を維持

今月の29日、仮想通貨市場全体の時価総額はわずかな低迷を見せ、今週初めに3,040億ドル(約30兆4,000億円)に達したものの現在は約297億ドル(約2兆9,700億円)に推移している。

その背景として、米国証券取引委員会(SEC)が7月26日にウィンクルボス兄弟によるビットコインETFの嘆願を正式に拒否したことによる影響と推測されているようだ。

そしてこの仮想通貨市場全体の低迷は7月中旬から見られ、主要な仮想通貨の価格は今週、8,431ドル(約85万円)も下落している。

一方このような市場全体の低迷に対し、ビットコインは今までの価格を維持した。

またビットコインは先週、上位10通貨の内最も大きな利益を上げており、7月の1ヶ月間で市場価格が約39%上昇している。

さらにビットコインは、28日から29日にかけての24時間で1%弱の成長を見せ、日中の最高値は8,285ドル(約83万円)となった。

そして、仮想通貨市場におけるビットコインの割合は47.5%となっており、仮想通貨市場でのビットコインの存在感は大きくなっているようだ。

原典:「Total Market Cap See Slight Decline, Bitcoin Keeps Holding Its Position Total Market Cap See Slight Decline, Bitcoin Keeps Holding Its Position」

ここまでの内容と考察

今回は、仮想通貨市場全体が低迷していることに対し、ビットコインは価格を維持しているというニュースでした。

同様に、仮想通貨市場でのビットコインの割合も上昇しているので、ビットコインが与える市場への影響も大きくなっていると思います。

このようなビットコインの価格の推移は、市場にどのような影響をもたらしていくのかきになるところです。

また、ナスダックが仮想通貨の正当性について27日に会議を開いたので、今後の仮想通貨市場全体にも注目していきましょう。