ビットコインマイニングの電気消費量は環境問題に悪影響はない?

ビットコインマイニングの消費電力は、一般的に言われているような地球規模の環境危機をもたらさないそうだ。

消費電力は致命的なビットコインの設計?

ビットコインマイニングの消費電力だけに焦点を当てる議論は、エネルギーと環境問題に関するより大きな真実を見逃していると再生可能エネルギーの専門家であるKatrina Kelly-Pitous(カトリーナ・ケリー・ピトウス)氏が述べた。

「多くのエネルギー産業と同様に、ビットコインマイニングは必ずしも悪者ではない。

エネルギー消費に関するビットコインマイニングの議論において、一般的な最新技術のエネルギー使用量について論じないのは不公平だ。」

同氏の意見では、再生可能エネルギーを使用することにより、環境へ悪影響を伴わずに消費電力量を増加することができるとのこと。

マイニングの消費電力に関連する議論は、電力がどこから得られ、どのように発電されているかを中心にするべきだと語った。

さらに、最近ではアメリカ太平洋岸北西部のオレゴン州など、安価で豊富な再生可能エネルギーで知られている地域で仮想通貨マイニングが増加しているとKelly-Pitou氏は指摘する。

また、地熱エネルギーの多いアイスランドでもビットコインマイニングが盛んで、消費電力は全て再生可能エネルギーでまかなわれているようだ。

これらのような再生可能エネルギーを使用する最近のマインニングのトレンドは、マイニングによる二酸化炭素排出量についてより多く話し合いが必要であることを証明しているとKelly-Pitou氏は主張した。

原典:「Stop worrying about how much energy bitcoin uses

ここまでの内容と考察

過度な電気消費量が必要とするビットコインは、設計上の問題があると言われるまで批判されているビットコインマイニング。

しかし、ビットコインマイニングの消費電気において、どのように発電されているのかということが今後は議論の中心となってくるかもしれません。

また、ビットコインマイニングの年間電気使用量の30テラワットに比べ、世界の銀行業界の平均電力使用量は100テラワット。

仮に仮想通貨のマイニングが現在より100倍増加しても、これは世界のエネルギー消費量のわずか2%にしか及びません。

今後はビットコインマイニングに関する誤解が少しずつ減るといいですね!