ビットコインは世界第30位の通貨となり、マスターカードの時価総額に迫る

Kraken、BitPayなどのビットコインに関連する企業へ資金を提供している著名なビットコイン投資家であるトレイス・メイヤー氏によると、ビットコインはすでに世界で30番目に大きな通貨である。

ビットコインは法定通貨を凌駕する

2017年1月から11月にかけて、ビットコインの市場評価額は150億ドルから1,560億ドルに増加した。これは、機関投資家や投資銀行、大規模なヘッジファンドの参入と関与がないという。

コインベースのCEO、ブライアン・アームストロング氏は、「約100億ドルの機関投資家が今後、数ヵ月以内にビットコイン市場に参入するためビットコインの価格はさらに上昇するだろう」と述べている。

ビットコインの時価総額は、ゴールドマンサックスなどの世界最大の金融会社の評価を既に上回っている。

また、ビットコインの時価総額は、現在1,600億ドルであり、クレジットカード会社Mastercardの時価総額1,710億ドルにもうすぐ追いつく。決済手段であるクレジットカードの会社に追いつくのも時間の問題である。

メイヤー氏は、ビットコインのすべての指標が、中期的には強力な上向きの勢いを指していることを強調した。

「ビットコインは現在、世界トップ30の通貨に入ります。9,500ドルの価格と1,600億ドルの時価総額は法定通貨をも上回ります。」

とメイヤー氏は書いている。

優位性指数の誤り

仮想通貨分野のアナリストは、ビットコインの成長とアルトコインの多発を批判することがある。

しかし、ビットコイン市場とアルトコイン市場は全く異なる市場である。

したがって、アルトコインと比較してビットコインの成長率が高すぎるという考え方は間違っていると言える。

主要な準備通貨と比較したビットコインの成長率、金のような安全資産、政府発行の法定通貨を比較する方がより正確で論理的だと言える。

ビットコインは、2017年の初めに世界のトップ90の通貨に入っているが、11ヶ月経った現在、30番目の通貨となっている。

ビットコインは、ユーザー数や日次取引量、時価総額の指数関数的成長に支えられてここまで巨大な通貨となった。

「数百兆ドルの世界の投資市場の中で、ビットコインは数%しか占めていない。今後投資市場占有率を高めれば、1兆ドル以上の時価総額を達成するだろう」とビットコインアナリストのマックス・カイザー氏は主張する。

原典:「https://www.cryptocoinsnews.com/bitcoin-worlds-30th-largest-currency-market-cap-nears-mastercards-171-billion/」



ここまでの内容と考察

ビットコインの価格は、100万円を達成し、108万円を付けました。

また、ドル建てで見ると、一時1万ドルに迫る勢いで上昇し、9,700を記録。数か月前までは、夢物語のように思われた1万ドルに達するのは時間の問題ですね。

ただ、12月の初旬にはビットコインのマイニング難易度調整が予定されており、マイナーがビットコインキャッシュに移動してしまう可能性が大きいです。

これは前々回の難易度調整の際に起こったのと同じ現象であるため、難易度調整の1週間ほど前から価格が下落していくのではないかと予想されます。

11月25日に予定されていた、ビットコインの難易度調整で、ビットコインキャッシュへのマイナーの大移動が発生しなかったため、12月の難易度調整の際は、大きな出来事となるでしょう。

ビットコインの価格が上昇しすぎた今、少し警戒心を持っておくべきです。