- Home
- 「我々は完璧でない」、Binance取引所が4銘柄上場廃止
「我々は完璧でない」、Binance取引所が4銘柄上場廃止
- 2018/10/10
- 仮想通貨の最新ニュース
アルトコイン投資家にとって、悲鳴を上げたくなるようなニュースが舞い込んだ。
世界一の取引量を誇る仮想通貨取引所Binance (バイナンス)が、4銘柄の上場廃止を発表した。
今回対象となるのは、以下のアルトコインだ。
Bytecoin (バイトコイン、BCN)
ChatCoin (チャットコイン、CHAT)
Iconomi (イコノミー、ICN)
Triggers (トリガーズ、TRIG)
上場廃止の要因は?
バイナンスは、ユーザー保護を促進するため、各トークンを定期的にレビューする。
基準を下回ったトークンは、さらなる審査対象となり、最終的には上場廃止まで至るそうだ。
バイナンスは以下を考慮した結果、4銘柄の上場廃止まで踏み切ったとしている。
・プロジェクトへのチームのコミットメント
・開発活動の質とレベル
・ネットワーク/スマートな契約安定性
・公的なコミュニケーションと活動のレベル
・定期的な注意業務の対応
・非倫理的/詐欺的な行為の証拠
・健全かつ持続可能なエコシステムへの貢献
前述のトークン取引は、2018年10月12日午前10時(UTC)に中止される予定だ。
尚、これらの出金は、午前10時20分(UTC)まで引き続きサポートされるという。
「批判覚悟」で実施された上場廃止に対し、バイナンスのCEOであるChanpeng Zhao(チャンペン・ツァオ)氏は、
「我々のレビュープロセスは完璧でない」
と語り、今後も同取引所が経験から学ぶ姿勢をアピールした。
we are not perfect, our review don't unveil everything sometimes. We learn and improve.
— CZ Binance (@cz_binance) 2018年10月9日
今回は4銘柄が対象となったが、多数のトークンが上場している同取引所は、これかも上場廃止を進めていくのだろうか。
原典:Binance Will Delist BCN, CHAT, ICN, TRIG
ここまでの内容と考察
バイナンスが一度にBCN、CHAT、ICN、TRIGの上場廃止を思い切るという、今回のニュース。
これらの上場廃止を「同時」に発表したことについて、Zhao氏は以下のようにツイートしています。
This is a very painful decision for us as well. Might as well get it over with in one shot, instead of delisting one each day.
— CZ Binance (@cz_binance) 2018年10月9日
「非常に辛い決断だ。毎日1つずつ上場廃止するのではなく、ワンショット(一度)でやる方がましだ」
多くのアルトコインが上場しているバイナンスですが、これからも上場廃止は続くのでしょうか?
バイナンスの「上場審査プロセス」やその後のレビューについて注目していきたいですね。