中国検索エンジン大手バイドゥ、仮想通貨への規制強化へ!

中国検索エンジン大手バイドゥが、仮想通貨関連のフォーラムサイトを閉鎖すると発表した。

仮想通貨詐欺への懸念か?

「暗号通貨」や「仮想通貨」といったキーワードを検索すると、「このフォーラムは、関連する法律、規制、そして政策に依拠し、一時的に閉鎖されています」という文章が表示される。

バイドゥのフォーラムサイトBaidu Tieba(バイドゥ・ティエバ)の関係者によると、今回の閉鎖は詐欺紛いのICOや仮想通貨の投機的な話題などがフォーラム内で上がっていたことを懸念しての動きだという。

最近では他の中国企業も同様の動きを見せており、中国大手IT企業Alibaba(アリババ)は決済アプリの仮想通貨関連アカウントを禁止すると発表。

また、中国最大のチャットアプリWechat(ウィーチャット)でも仮想通貨取引に関するメディアアカウントが停止するとし、疑わしいものは全てブロックしていくとされている。

これら動きは、中国政府が仮想通貨関連の取り締まりを一層強化していることが影響しているのではないかという見解もあるようだ。

Wechat Pay(ウィーチャット・ペイ)は利用者が仮想通貨の送受信行えないようにする声明を発表し、

「私たちは、危機管理への意識を確立し、財政秩序と社会の安定を維持していくために政府と積極的に協力していく。」

と述べている。

原典:「Chinese Search Giant Baidu Joins Tencent and Alibaba in Cryptocurrency Blockade

ここまでの内容と考察

中国検索エンジン大手のバイドゥが、仮想通貨関連のサイトを禁止するという今回のニュース。

中国では、昨年仮想通貨取引やICOが禁止されて以降、規制強化の動きが強まっており、仮想通貨関連のイベントが開催中止に追い込まれることもありました。

その意味で今回のニュースは、改めて中国政府が仮想通貨への規制を強めていることが浮き彫りになったと言えます。

ブロックチェーンや仮想通貨の技術が世界を革新的に席巻していくのではないかと言われる中で、今後も中国ではさらなる仮想通貨への規制が続いていくのでしょうか。

これからも中国の動きに注視していきたいですね。