Augar(オーガー)のブロックチェーン上に新たな「暗殺市場」が出現

24日、地元メディアによると、賭け事ができるプラットフォームのAugar(オーガー)において、「暗殺市場」なるものが現れたという。

「暗殺市場」では、有名人がいつ死ぬのかについて賭け事が行われており、倫理的に問題があるのではないかと批判の声が出ている。

今回話題になっている「暗殺市場」の賭け事の例には、「今年中に米国大統領Donald Trump(ドナルド・トランプ)氏が殺される」といったものがある。

augardtrump

すでに23日時点で、この賭け事には50.3のシェアが集まっているという。

しかし、ブロックチェーンであるが故に取り締まれない現状が大きく横たわっている。

Augar(オーガー)は中央管理者が賭けの対象を取り決めるのではなく、あくまで利用者が賭けの対象を取り決める。

したがって、そう簡単に賭けの対象を取り締まることができない。

この取り締まりができないという、ブロックチェーンを用いた分散型技術の側面対し、様々な意見が飛び交った。

「検閲機関のない分散型社会では、今回のような事件を含めた酸いも甘いも受け入れることが当然だ。」

という受容する意見が挙がった。

また、Dogecoin(ドージコイン:DOGE)創設者Jackson Palmer(ジャクソン・パルマー)氏自ら

「分散型社会の未来がこういったものなら、自分は受け入れられない」

といった否定的な意見を述べた。

ブロックチェーンを用いたことによる弊害を象徴するような、今回の「暗殺市場」問題。

ブロックチェーンへの賛否両論があるにしても、著名人の死を賭け事にする「暗殺市場」に批判の声があることは確かだ。

地元メディアは、

「こういった賭け事があることで、本当に暗殺されてしまう確率があがるのではないか。」

といった「暗殺市場」に対する懸念の声を紹介した。

原典:「Blockchain-Based Betting Platform Augur Now Features ‘Assassination Markets’

ここまでの内容と考察

賭け事のプラットフォームであるAugar(オーガー)上で「暗殺市場」というものが出現しました。

本文にもあるように、「暗殺市場」とは著名人達の死に対して賭け事を行う市場を指します。

「暗殺市場」は倫理上許しがたいことですし、暗殺の助長にもつながりかねないませんね。

しかし、ブロックチェーンが用いられていることにより規制が難しいことは思わぬ弊害です。

こういった倫理上で論争が起こるようなことがない仕組みづくりが必要ですね。

今後のAugar(オーガー)とブロックチェーンに注目しましょう。