Amazonがイーサリアムなどを利用したブロックチェーンサービスを開始!

Amazonがイーサリアムなどを利用したブロックチェーンサービスを開始!

Amazon.comが提供しているオンラインサービス「Amazon Web Services(以下、AWS)」は、Ethereum(イーサリアム)とHyperledger Fabric(ハイパーレッジャー)基盤のブロックチェーンを使った新たなアプリケーションサービスを開始した。

量仮想通貨のブロックチェーン技術を導入することにより、仲介者なしに取引を安全かつ正確に記録できるアプリケーションを構築することが可能となる。

また取引記録を改ざんすることができず、誰でもその正当性を確かめることができるのが大きなブロックチェーン技術の特徴だ。

さらにEthereumとHyperledger Fabricを採用することによって、「コンセンサスアルゴリズム」や「スマートコントラクト機能」、およびアクセス制御機能が搭載された「dApp(分散型アプリ)」の開発が可能となる。

ユーザーにとってはブロックチェーンネットワークの手動セットアップで時間やエネルギーを費やすことなく、dAppの構築や展開に専念できることが大きなメリットだそうだ。

そんなAWSは、企業がブロックチェーン技術を検証できるプラットフォームを提供する「Digital Currency Group(デジタル・カレンシー・グループ)」との提携を 今年発表した。

またブロックチェーン技術の検証実験を継続し技術革新を積極的に促進するため、今後も様々な金融機関やブロックチェーン企業と提携を進めていくようだ。

原典:「Amazon Web Services Launches Ethereum And Hyperledger Fabric Blockchain Templates

ここまでの内容と考察

世界中の多くの企業が使用するAWSでブロックチェーン基盤のアプリを開発できるようになるというこのニュース。

Amazonの子会社「Amazon Techonologies(アマゾン・テクノロジー)」も、店舗で行う仮想通貨決済に関するサービスの特許を取得しています。

また、今年2月にはAWSとパートナー提携している6社のITコンサルティング企業の一つであるLuxoft Holding(ラクソフト・ホールディング)とブロックチェーン技術の導入を促進するとのこと。

しかし、Amazonが提供する各サービスに対して、様々なICOプロジェクトが同様なサービスをブロックチェーン技術基盤で提供することを目指しています。

Amazonは今後どのような戦略を繰り広げていくか注目したいですね。