- Home
- シリコンバレーを拠点とするDIRT Protocol 創設者が語る「ベンチャー精神と分散型アプリのこれからについて」
シリコンバレーを拠点とするDIRT Protocol 創設者が語る「ベンチャー精神と分散型アプリのこれからについて」
- 2019/4/3
- 仮想通貨の最新ニュース, 独占インタビュー

米国シリコンバレーを拠点とするDIRT Protocolの創設者であるYin Wu(イン・ウー)氏に仮想通貨ニュース.comが独占インタビュー!
イーサリアムが誕生したことによって一気に将来性が注目されるようになった、分散型アプリ。
フェイスブックやアマゾンのような人気既存サービスを「分散化」させることを掲げる仮想通貨プロジェクトが多く見られる中、実際にアプリが「分散化」される必要はそもそもあるのだろうか。
サンフランシスコを拠点とするブロックチェーン新興企業DIRT Protocolの 創設者であるYin Wu(イン・ウー)氏によると、「分散化」はユーザーにとって便利なものでないと意味がないという。
出典:DIRT Protocol Show & Tell – Token Summit III NYC 2018
「人々は10年先に構築できるものを過小評価し、一年先に作れるものを過大評価する」と語る、ウー氏。
ブロックチェーン新興企業にとって、「専門分野」に焦点を当てた解決策を提供することが重要だという。
そんな同氏が語ってくれた、試行錯誤の繰り返したスタートアップの経験を通じて得たマーケットに関する知見。
また、同氏率いるブロックチェーン新興企業DIRTプロトコールの全容と将来性。
そして、単なる「バズワード」ではない、実際に有益な分散型アプリのあり方について、ありのままお届けする。
ーインさんはどのような経緯で仮想通貨業界に参加しようと思ったのですか?
私はスタンフォード大学でコンピューターサイエンスを専攻していたのですが、大学四年生の時に中退してスタートアップを始めました。
当時はスタートアップの世界へ飛び込むべきだなんて強く思っていましたね。
複数の製品を手がけながら、起業して4年目で「ECO(エコ)」というモバイルアプリがマイクロソフトに買収され、その後はマイクロソフトで何年間か働いていました。
ビットコインについて聞いたのもこの頃で、恐らく2013年だったと思います。
当時はビットコインしか存在しなく、またイーサリアムのホワイトペーパーもリリースされたばかり。
分散型のお金を生み出せるような技術は今まで存在しなかったため、私にとってはとても興味深かったですね。
それから、再び「スタートアップを始めよう!」と思い、マイクロソフトから離れDirt Protocolを設立しました。
ー米国トップの大学を中退することはリスクがあるように思いませんでしたか?
米国のケンタッキー州で私は育ったのですが、そこで「ハイテクなスタートアップをやろう!」なんて言う人はほとんどいませんでした。
だから、スタンフォード大学へ行く前はコンピューターサイエンスや最新技術系の企業を立ち上げようなんて全く考えていませんでしたね。
実は、医大予科の学生になって医者になろうかな、なんて最初は思っていました (笑)
しかし、スタンフォード大学へ行った時に、周りの環境に感化され始めたんだと思います。
というのも、大学では新たなスタートアップのアイデアや新規ビジネスを立ち上げることについてみんながよく話していましたからね。
自分の知り合いが実際にスタートアップを始めたり、どこから資金を集められるかが明確にわかると、そこまでリスクがあるように思えません。
また、スタンフォードにいた時にAI関連の研究室で働いたのですが、そこでコンピューターサイエンスの中でも特に興味深いような技術に触れ合う機会がありました。
例えば、ビデオの中に画像を入れることで、オリジナルの動画にその新たな画像が入っているように見せかけられるような技術など。
これがどういうものかというと、例えばあるドラマのシーンに映画ポスターを入れたりすることが可能で、コンピュータービジョンがそれを自動調整し、角度や影などを直せるんです。
このような物凄いテクノロジーの可能性について当時は考えていたのですが、後になってからこの製品に対するマーケットがとても小さなことがわかりました。
そのため、当時の私の共同創設者と話し合い、このプロジェクトから方向転換して全く違うものを始めました。
セールスや広告に関する技術の経験が全くない大学を中退した二人でしたが、ソーシャルメディアは理解していたので、やっぱり「ソーシャル」なものがいいのではないか、という結論に至りました。
そこで開発したのが、自分が送るメッセージが読まれた後に消える、というアプリ。
要するに、メッセージ版の「スナップチャット」のようなものですね。
しかし、この時に学んだことはソーシャルメディア系の製品は「大ヒット」するか、「まったく受けない」かの二択しかなく、真ん中はないということ。
私たちのアプリにはプラットフォームに何百万人というユーザーを集めたり、収益を生み出すための十分なユーザー数がおらず、VC(ベンチャーキャピタル)から出資を受けられるような成長を見込めないことに気付きました。
これはとても興味深いプロジェクトでしたが、資金調達をするのを正当化するための「数字」を確保することができない…。
結果的に再度方向転換することを決断しました。
これまでは技術的に興味深いものの、問題を探しているような製品を扱っていましたが、これからはちゃんと「収益を上げられる製品を作ろう!」と思ったんです。
そこで作ったプロダクトが「Prim (プリム)」という、洗濯物お届けサービス。
実際に自分が困っている問題に対する解決を見つけるべきなんてことがよく言われますが、当時私たちの問題は「洗濯をすることが嫌いだった」ということでした (笑)
Primを使用すると、ボタンを押せば洗濯物を取りに来てくれて、洗って畳んで同日に返してくれます。
この頃は始まったばかりのUberなどのオンラインからオフラインのいわゆる「On-demand(要求に応じてくれる)サービス」が多かった時期。
人々がサービスに対してお金を払う、というPrimのビジネスモデルはとても単純だったのですが、問題としてはマーケットが予想していたよりも小さく、事業にも拡張性がなかったこと。
そのため、このプロダクトをプライベートエクイティファームへ売却し、また新たなアイデアを考え始めました。
その時に思いついたアイデアは、Primが始まった当初に共同創設者と二人で洗濯や配達を自分たちで行っていた時に気が付いた問題です。
それが何かというと、顧客が運転中にメッセージを送ってくるのですが、それが自分の家族からかまたは顧客からの緊急な問い合わせかが分からない。
言い換えると、メッセージの「重要度」がわからなかったということ。
当時から沢山のアプリがありましたが、これをやってくれるのはなかったんです。
そこで開発したのが、場所、カレンダー、コンタクト相手を基にどのメッセージが重要かを判断できるアンドロイド用のスマートロックスクリーン。
これは、当時アンドロイドのエコシステム拡大に努めていたマイクロソフトによって買収され、現在の「Microsoft Launcher」となっています。
ー本当に「試行錯誤」や発見の繰り返しだったんですね。
メディアではよく新興企業の始まり、イグジット、またハイライトのみを聞きますが、それが過去にどれくらい大変なだったということをあまり聞きませんよね。
ほとんどの場合は、プロダクト・マーケット・フィットを探し、何か上手く機能するものを見つけるまで色んな物を試します。
(*プロダクト・マーケット・フィットとは、ユーザーからのニーズがある製品を最適な市場で提供すること。)
スタートアップを何度も行う唯一の方法は、それを行うのがどれくらい大変なことかを忘れることでしょうね (笑)
「女性が子供を産む」ということについても同じ様なことを聞きます。
最初にスタートアップを始めた時は、正直言って何も知りませんでした。
大学を中退してスタートアップを始めたのは当時はシンプルに「成功したい!」と熱心でしたね。
もし上手くいかなくとも、ただ進むだけという感じでした。
ー様々なブロックチェーン企業がありますが、サンフランシスコを拠点とするインさんが何か気付いたことはありますか?
まず思うのが、多くのプロジェクトが「分散化」という言葉をマーケティングとして使用していること。
よく分散型版のUberやAirbnbを作るなどのことが言われていますが、「なんで分散化されている必要があるか」ということを問う必要があります。
特にICOが流行していた時は、既存人気サービスの「分散型バージョン」を作るというような内容のプロジェクトが多かったのですが、分散化する必要があるものはあまりありませんでした。
というのも、仲介者は何らかの「価値」を提供していることが多いから。
例えば、Airbnbに何か問題があったら問い合わせをすることが可能ですよね。
ユーザーが気にするのは競合製品よりも本当に使いやすかということであり、「分散化」という機能が具体的にどんな利益があるのかを考えなければなりません。
例えば、国家主体の通貨と競合しているビットコインは、それがとてもわかりやすいかなと思います。
ベネズエラのような国に住んでいれば、物凄いインフレの問題があるような法定通貨以外の選択肢は重要であり、人々はその必要性を直観的に理解しています。
誰にも支配されないような通貨を実現させるため、「分散化」は重要な機能でありエンドユーザーにとって便利なものです。
しかし、多くの分散型アプリはビットコインのようなケースばかりではないです。
ーインさんは「ブロックチェーン技術」をどのように捉えていますか?
ブロックチェーン技術は、たまに「保険のようなもの」に思えますよね。
普段は生命保険なんて必要ないですが、本当に病気になった時には必要不可欠。
ビットコインもそんな感じなのかもしれませんね。
あなたの資金が無くならないようにするための保険みたいな。
経済が政府にしっかりと管理されなくなるまで、基本的に誰もビットコインを必要としていません。
また、資本主義の観点から考えても、法定通貨と競争するビットコインは重要だと言えるでしょう。
モノポリーは特に消費者にとってはいいものではなく、これがあると特定企業によって価格が設定されてしまう。
しかし、通貨に関してはずっとモノポリーのような状態になっていますよね。
実際にも、ほとんどの人は生まれた地域の通貨しか持ってません。
そんな中、ビットコインは新たな「選択肢」を人々へ提供します。
また、このような国家主体の通貨に対するライバル通貨は、お金の管理を政府がしっかりするようにさせますよね。
そうしないと多くの人々が仮想通貨に移行する可能性があるわけですから。
ーどのような「分散型アプリ」が実際に有益だと思いますか?
例えば、DIRTプロトコールでは「データ」とその「信頼」に注力しています。
DIRTプロトコールは、簡単に説明すると、人々が信頼できる情報を提供できその情報の確かさを誰もが信頼できるデータセットを作るためのプロトコール。
これは、ユーザー同士がデータを交換できるような「データ市場」ではないことを強調したいです。
データ売買が行われるのではなく、DIRT参加者が「全員で共有するデータ」を「みんなが協力して」作り出します。
各々のデータは、それだけでは重要でないかもしれませんが、それが沢山収集されることで使い道ができるんです。
例えば、仮想通貨業界が実際に直面している問題の一つとして、分散化されている仮想通貨はあるものの、それらに関する情報全ては中央集権型のサイトが発信源になっているということがあります。
皆さんもご存知かもしれませんが、市場データプロバイダーの「Coinmarketcap」がいい例かなと思います。
一年前くらいに仮想通貨トレードを実際にやっていたのですが、ある日Coinmarketcapを見ていたら全てのトークン価格が20-30%くらい急激に下落していました。
これは、Coinmarketcapがトークン価格を計算する方法を変えたため。
当時「キムチ・プレミアム」とまで言われるほど熱狂的だった韓国市場を、コイン平均価格を求めるための計算からCoinmarketcapが外しました。
そのため、実際には何も変わっていなかったのにも関わらず、一見下落が始まったように…。
これは大問題ですよね。
Coinmarketcapは市場において善良なプレーヤーであり、ベストを尽くしていると思いますが、一つのプレーヤーが市場で大きな影響力を持っている場合は意図的ではなくとも市場全体をクラッシュできるなんてこともあります。
その時私が思ったのは、中央集権型の組織を頼らずに、人々が情報を提供できるようなプロトコールを作れないかということ。
一人のプレーヤーを「正直」だと仮定しなくていい方法を考えました。
DIRT Protocolを使用する市場マーケットプロバイダー「Openmarketcap」
ー多くの人が情報を提供できるということは、「ウィキペディア」のようなものですか?
えーと、誰でも編集できるウィキペディアとは少し異なりますね。
誰もが編集可能なウィキペディアのようなプラットフォームでは、不正確な情報が提供されるリスクがありますから。
確かにウィキペディアはほとんどのケースで機能すると私は思いますが、保護が必要な重要な情報に関しては、人々が間違った情報を与えたり、スパムをしないような何かしらの「しかけ」が必要です。
この類のデータのために、DIRTではイーサリアムで発行されるERC-20を採用した「レジストリー(データが記録されたリスト)」を作っています。
これがどういうものかというと、トークンを使用して経済的に誤情報が出されないリストです。
例えば、全てのトークンには、スマートコントラクト用のアドレスとそのトークンの名前がありますよね。
しかし、イーサリアム上では誰でもトークンを発行することが許されています。
分散型取引所用の0xというコインがありますが、「0x」という名前のコインを誰もが作ることができます。
この場合、本物をどのようにしたら見分けることができるでしょうか。
公式アドレスとその名前が正しく記載されたレジストリーが必要。
私たちのプロトコールでは、経済的なインセンティブを作り出すことで人々が偽の情報を提供することを防ぎます。
もし誰かが情報を共有またはリストに追加したい場合は、トークンを「ステークする(賭ける)」必要があります。
また、ネットワーク参加者はその情報が本当に正しいかどうかについて投票でき、多数派であった場合はトークン報酬が貰え、少数派の場合はトークンが没収されます。
このように、DIRTプロトコールは経済的に合理的なユーザーが嘘の情報を提供しないようにし、また情報を評価する投票者が善良になる動機を作っています。
ウィキペディアのようなオープンソースデータでは、情報が正しいかを確かめる動機付けがありません。
この問題をDIRTプロトコールは解決し、もし提供されていた情報が間違っていると思ったらそれに対して投票し、ネットワークへ貢献することでトークンを得ることができます。
ーウィキペディアのようなオンライン上の無料なリソースに慣れている人が多いかと思いますが、利便性が高いとは一概に言えない分散型のものへみんな移行するでしょうか。
短い答えは「ノー」かも。
だから、DIRTは最初からウィキペディアに対抗しようなんて思っていません。
誰にでもオープンで、誰でも編集できるウィキペディアは、これからも社会的に重要だと思います。
でも、仮想通貨の市場データのように「特定」の情報はウィキペディアのような仕組みでは機能しません。
オープンな情報ネットワークを始める上で、私は「どこから始めるか」という考え方をします。
プロジェクト開始初日からウィキペディアと対抗するなんてことは到底言えません。
初期のアマゾンでも同じことが言えます。
アマゾンが始まった当時、彼らは本しか売っていませんでした。
なぜなら、本は簡単に配達でき、一つの本は他のコピーと全く同じであり、またオンラインのため棚などなく、無限に本を提供できます。
最初の10年間くらいは本しか売っていなかったアマゾンでしたが、顧客ベースやロジスティックスをしっかりと理解してからやっと他のものへ手を出しました。
DIRTでも同じような過程を踏まなければならない、と思っています。
実際にプロトコールを使用して、まずは仮想通貨業界内の問題を解決し、そこから他にどのような「バーティカル(専門分野)」へ手を出せるかを考えます。
-具体的には、ブロックチェーンを使うだけの価値があるデータはどのような「類」のものですか?
もしあなたがデータを誰か共有することで、何かを得られることができれば価値があると思います。
具体例は幾つかありますが、まず「スパムリスト」が挙げられるでしょう。
ソーシャルメディアでは、スパムユーザーやウェブサイトがたまに出てきますよね。
1つのサイトだけでは、これらの完全なリストを作ることはできませんが、沢山のサイトが集まればより精到なスパムリストを作れます。
このようなことにブロックチェーン技術を使うことにより、ようやく「価値」が生まれると思います。
また、私たちは仮想通貨取引所と協力し、ギャンブルウェブサイトやダークネットに関与しているようなブロックすべきアドレスのリストを作っています。
ビジネスとしては、AMLの問題などがありこれらのアドレスとビジネスはできないため、絶対にブロックする必要があります。
それぞれの取引所が各々でやると、完全なリストを作ることはできないでしょうが、全てが協調すれば完全なものを作りあげることができるでしょう。
また、一つのウェブサイトがこれを行うと、その取引所の力が強すぎることになりますのでよくないですよね。
ー仮想通貨業界のこれからについてお伺いしたいのですが、インさんは今後5年間でブロックチェーン分野にはどのようなことが起こると思いますか?
まず、エンタプライズ用のユースケース。
消費者を対象とするものは、今後5年間でもなかなか見られないかもしれません。
また、強気市場が再び起こると思いますが、跳ね返るのはビットコインを始めとする主要通貨が多いと思います。
後は、新たな興味深い金融アプリが登場するかもしれませんね。
個人的に、ほとんどのブロックチェーン技術のユースケースは「金融分野」かなと思っています。
しかし、誰もが想像できなかったような驚愕なユースケースがまだあるかもしれませんよね。
多くのスタートアップは違う将来を予想し、それぞれのバージョンの未来に向けて構築しています。
スマホが登場した時は、PCで特に人気があったゲームやメッセージアプリの将来性が注目されていましたが、実際に収益化に大成功したモバイルアプリはUberでした。
しかも、ボタンを一つ押して、知らない人の車の中に乗るというもの。
多くの人はこんなことは「あり得ない…」と思ったことでしょう。
お母さんが「絶対にやっちゃいけない!」というような恐ろしい内容です (笑)
そんなアプリでUberは現在は大成長を遂げました。
このようなものがブロックチェーン技術でも見つかるかどうかはとても興味深いところですよね。
しかし、そうだとしても時間はかかると思います。
私が賭けるとしたら、今後5-10年の仮想通貨の主なユースケースはエンタープライズ製品関連かと。
というのも、ほとんどの分散型アプリは一般人が使うには難し過ぎます。
メタマスクをダウンロードしたり、既にイーサリアムがウォレットにあることが必要だったり…。
しかも、ほとんどの人にとって、イーサリアムを購入することですら簡単なことではありませんよね。
分散型アプリを使うためのメタマスクのダウンロード数が経った100万くらいのことをご存知でしょうか。
つまりマーケットには10万人くらいのユーザーしか特定できないのかも…。
もし分散型という言葉を「分散型アプリ」から取り去ってこの市場を評価する場合、非常に小さいと言えます。
しかし、ビジネスは「収益性がある」または「コストを削減できる」と判断すれば努力を続けるもの。
この時に何が問われるかというと、どの専門分野を攻められるかということです。
個人的には、金融分野でのブロックチェーンの使用度が高まると思っています。
例えば、Makerトークンはとても興味深いですよね。
人々はイーサリアムをステークすることができて、Daiを受け取ることができます。
これは、ユーザーが自分へ融資を行うことを可能にするような、これまでにはなかった新たな金融アプリです。
ー最後に何か一言お願いします!
人々は10年先に構築できるものを過小評価し、一年先に作れるものを過大評価する傾向にあります。
そのため、私は現在市場で起きていることをベースに評価しなく、仮想通貨市場の将来に楽観的です。
しっかりとしたプロジェクトは、開発に専念していますしね。
また、現在では拡張性に関する問題がよく挙げられていますが、将来的には分散化されてなおかつスピードを保て要るような技術は出てくるでしょう。
私の友達が昔のAtariゲームを持っているのですが、そのグラフィックを見てみるとそれを多くの人が何時間も遊んでいたことを信じられません!
最近のゲームとは大違いです。
今後5年にそのような分散型プラットフォームが現れなかったら、逆に私はビックリしますね。
以上、DIRT Protocol創設者であるインさんのインタビューでした!
この記事は、インタビュー記事です。当記事に記載されている情報は、投資判断における十分な情報を提供することを意図しておらず、また提供するものでもありません。仮想通貨分野における投資には、様々なリスクが伴います。当サイトは、本稿の内容を活用または信用したことにより生じた損害や損失に対しても、一切責任を負いません。同様に、本ページの内容を活用または信用したことよって間接的に生じた、あるいは生じたと申立てされる損害や損失に対しても、責任を負わないものとします。