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ビットコインとは?世界で最初の仮想通貨をわかりやすく解説
- 2017/8/10
- ビットコインについて
Bitcoinの基本的な仕組みや特徴とは?
「最近話題になっているビットコインって何?」
「ビットコインってどんな特徴があるの?」
ビットコインに興味があるあなたはこのような疑問を思い浮かべているのではないでしょうか?最近ニュースでも取り上げられているビットコインは既にビッグカメラや飲食店で使うことができ、急速に普及し始めています。
他にもビットコインは投資商品としても注目集めており、2016年から比べると約10倍近く価格が上昇しています。そんなビットコインは実用的な通貨としてだけでなく、投資商品としても魅力として非常に注目されているのです。
そこで今回はそんなビットコインを完全網羅するために、そもそもビットコインとは?という基本からメリット・デメリット、そして相場から見るビットコインの将来性についてまとめています。この記事の最後ではビットコインの購入方法についても紹介していますので、興味がある方は是非チェックしてみて下さいね。
では早速、ビットコインの基本的な仕組みや特徴について見ていきましょう!
目次
ビットコインって何?儲かるの?知っておきたい基礎情報をわかりやすく解説
そもそもビットコインは世界で最初にできた仮想通貨で、ナカモトサトシ(Satoshi Nakamoto)が2008年に発表した「ビットコイン:P2P電子マネーシステム」という論文から誕生しました。この論文をもとにプログラマーやハッカーたちが構築し、翌年の2009年に発行が開始されたのです。
実はビットコインの発明者ともいえるナカモトサトシ(Satoshi Nakamoto)は国籍や年齢が未だに判明されておらず、一説にはアメリカ人の男性だともいわれています。そんなビットコインは2016年から上昇を続け、2017年8月には最高値である1BTC(ビットコインの通貨単位)=3400ドル(約38万円)にまで到達しています。
発行当時1BTC=0.00ドルだったことを考えると、ビットコインの成長率は凄まじいですね。当時購入していた方は既に億万長者になっているでしょう。
このように今やビットコインは儲かる投資商品として非常に注目されており、既に実用化も進んできているのです。ではなぜビットコインはこんなにも普及してきているのでしょうか?
それは次で詳しく見ていく、「ブロックチェーン」という画期的な技術を仕組みとしているのからでした。
基本的な仕組みである「ブロックチェーン」
ビットコインの基本的な仕組みであるブロックチェーンは「分散型台帳技術」とも呼ばれており、簡単に言いますと鎖のように無数につながった取引記録(ブロック)を複数に分散して管理システムのことを言います。
インターネットでつながっている不特定多数のPCでデータを分散して共有管理しているので、ブロックチェーンがある限り中央サーバーを必要としません。さらにブロックチェーンはセキュリティも非常に高く、2009年に発行が開始されて以来、一度もハッキングや不正などの事件がありません。
ブロックチェーンは全ての取引内容がブロックに記録され、それが鎖のように全て繋がっています。つまりどこかの取引内容に不正や改ざんを行おうとしても、2009年から始まる全てのブロックを修正しなければいけません。
さらにビットコインのブロックは10分単位でどんどん生成・承認されていきますので、ビットコインのハッキングや不正はほぼ不可能だと言われているのです。このように中央サーバーが不要なので管理コストも安く、不正や改ざんにも強いブロックチェーン技術は画期的な技術だと言われているのです。
では「ブロックの生成・承認」とは実際どのように行われているのでしょうか?そこで次にブロックを生成・承認する「マイニング(採掘)」について見ていこうと思います!
必見!ビットコインのマイニング(採掘)とは?
マイニング(採掘)というのはブロックを新たに生成・承認する作業のことをいい、マイニングを行う人たちのことを「マイナー(採掘者)」と言います。
それぞれのブロックは約256桁の数列で繋がっており、この正しい数列を計算して見つける作業のことがマイニングになります。具体的に数列は「ハッシュ値」と「ナンス値」という情報数値から構成されており、それぞれの数値を組み合わせた答えを探す作業になります。
ちなみにマイニングによって正しい数列を見つけた人は報酬としてビットコインが貰える仕組みになっており、現在1ブロックあたり12.5BTCが報酬として配られています。
この報酬をもらうために世界中のマイナー達が数列の計算を行っており、中でも中国人マイナーが世界で最も多いとされています。というのもマイニングを行うためには素早く数列の計算ができる高性能PCとそれを稼働し続ける膨大な電気代を必要とします。
その点中国は高性能PCが比較的安く手に入り、そして電気代が日本と比べても安いのでマイニングに向いているのです。さらに中国にはマイニング専用企業も多数あり、ビットコインの保有率も世界No.1となっています。
マイニングでビットコインを稼ぐにはかなり高性能なPCが必要ですが、興味がある方は実際にマイニングに参加してみるも良いかもしれませんね。
ここまで、ビットコインの基本情報やブロックチェーン、そしてマイニングについて見てきました。次に気になるビットコインのメリットやデメリットについて見ていこうと思います!
気になるBitcoinのメリット・デメリットを大紹介
ブロックチェーンを基本的な仕組みとするビットコインですが、もちろんメリットとデメリットがそれぞれありますので、見ていきましょう。
ビットコインのメリット
ビットコインにはこれから紹介する3つのメリットがありますのでそれぞれ見ていきましょう!
非中央集権的で、国に依存しない
ドルや円といった法定通貨はそれぞれ国の銀行が管理しており、日本でしたら日本銀行が「円」の発行枚数やセキュリティ管理をしています。
一方ビットコインはブロックチェーンを基本的な仕組みとしているため、銀行のような中央管理者を必要とせず、全て自動で管理されています。これによってその国の経済状況や災害に左右されないという大きなメリットを持っているのです。
現にベネゼエラやアルゼンチンをはじめとする南米地域では、その国の通貨より価格の安定性や信頼性があるビットコインが好まれているそうです。このように非中央集権的で国に依存しないビットコインは、経済状況に左右されないので安心できると言えますね。
送金コストが安く、反映時間も早い
ブロックチェーンによって世界中のユーザーと繋がることができるビットコインは、銀行という仲介業者なしで送金・売買が出来ます。
送金に仲介銀行を必要としないのでコストを大幅に抑えることができ、かつ送金完了までの時間を大幅に減らすことが出来るようになりました。現在ビットコインは送金の反映に約10分かかりますが、銀行を利用して外貨送金するより遥かに速いと言えますね。
海外によく行く方や換金をする方はビットコインでの送金・換金をおすすめします!
投資商品として将来性がある
ビットコインが持つ最大のメリットとも言えるのが、投資商品として将来性が高いことです。
後ほど詳しく見ていきますが、発行が開始された2009年から2011年頃まで1BTC=0.0ドル。つまり約2年間は全くの無価値だったのです。これが今では1BTC=3,300ドル(約36万円)前後を推移しており、早い段階でビットコインを購入していた人々は既に億万長者となっているでしょう。
しかしまだまだビットコインの価格は需要とともに上昇してくると言われており、多くの専門家は最低でも1BTC=5,500ドル(約60万円)までは上がるだろうと予測しているそうです。
このようにビットコインは投資商品としても非常に注目されているので、将来性を考えて今から購入してみるのも良いかもしれませんね!
いかがでしたでしょうか?ここまでビットコインが持つ3つのメリットについて見てきました。
では次に、気になるデメリットについても見ていきましょう。
ビットコインのデメリット
多くの魅力があるビットコインにも少なからずデメリットやリスクはあります。ここではそんなビットコインが持つ2つのデメリットについて見ていこうと思います。
ハッキングリスクがある
ビットコインは持つ最も大きなデメリットは、ハッキングリスクがあることです。
ブロックチェーンによって高いセキュリティが保たれているとはいえ、データでしかないビットコインはハッキングリスクが付き纏います。ちなみにビットコインは2009年に発行されてから一度もハッキングに遭っていませんので現段階では安全性が高いと言えますが、油断はできません。
またPCがウィルスにかかったり、故障したりなどちょっとしたことでビットコインのデータを失ってしまう可能性もありますので、PCの管理には注意が必要ですね。
ボラティリティ(価格変動性)が高い
もう1つのデメリットはビットコインが持つボラティリティの高さになります。
ボラティリティは大きければ大きいほど価格の変動性が高いことを表し、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場はまだまだ不安定だと言えます。例えばビットコインに次いで人気がある仮想通貨「イーサリアム」は2017年6月には約4万円ほどの価値を持っていましたが、それが約1ヶ月で2万円代にまで下落してしまいました。
このように仮想通貨市場はまだ成長段階なので、短い期間でも乱高下を繰り返しているという側面があります。ただこのボラティリティはメリットでもあり、短い期間でも大きく儲けられる可能性があるとも言えますね。
チャートや相場から見るビットコインの今後
次に、相場やチャートから見るビットコインの今後について考えていこうと思います。
ビットコインは現在1BTC=3,344ドル(約36万円)前後を推移しています。(2017年8月10日現在)。多くの中国人が自国通貨である「元」へ不安を感じ、多くのビットコインを購入した2013年を皮切りに、ビットコインの価格が急激に上昇しました。
以来乱高下を繰り返しながらも長期的に右肩上がりの成長を続け、今ではビットコインで決済できる店舗も増えてきました。ニュースでも話題になったビッグカメラやDMM.com、そしてメガネスーパーといった様々な業界を含む約5,000店舗でビットコイン決済が導入されています。
代表的な決済利用可能店舗、サイト |
---|
ビッグカメラ |
コジマ |
DMM.com |
Amazon |
メガネスーパー |
Expedia.com |
業界 | 店舗、サイト名 |
---|---|
食品、飲食店 | ・Wafelhuis ・The Pinc Caw ・九州焼肉てにをは ・天現寺ガーデン その他 |
ヘルス・ビューティー | ・BULK HOMME ONLINE STORE ・テシヲモール ・ハッピーライフ・ギフト その他 |
アクセサリー・インテリア | ・BLANCA ・彩雅 その他 |
サービス・その他 | ・コインギフト ・スキャンマン ・amaten その他 |
また、年内には国内航空会社「ピーチ」でもビットコイン決済導入が予定されているそうです。このようにビットコインは今後至るところで
利用可能になってくると考えられます。
ビットコインの需要が高まれば必然的に価格も上昇してくるので、今のうちに購入しておくのが良いかもしれませんね!
ここまでビットコインの基本的な仕組みやメリット・デメリット、そしてチャートから見る将来性について見てきましたが、ビットコインに興味があるあなたは「じゃあどうやって買うの?」と疑問に思っているのではないでしょうか?
そこで次に、ビットコインの始め方や購入方法について詳しく見ていこうと思います!
Bitcoinの始め方と購入手順
ビットコインの購入にはまず「取引所」に登録する必要があります。取引所というのはビットコインの買い手と売り手をマッチングさせる仲介業者のことをいい、そこでビットコインを購入することが出来ます。
そんな取引所は国内にいくつかありますが、今回は中でもビットコイン取引量、利用者数No.1の「bitFlyer(ビットフライヤー)」を例に登録手順や購入方法を紹介していきます!
まずは登録する
bitFlyerをはじめとする取引所は登録が非常に簡単で、これから紹介する4つのステップを踏むだけで完了します。
1. bitFlyerホームページ上の無料アカウント作成ボタンをクリック
2. メールアドレスを入力後に開設ボタンをクリックして「bitFlyerをはじめる」をクリック
3. 届くメールのURLから更に個人情報を登録する
4. 銀行口座情報を登録してアカウントクラスをアップグレードさせる
bitFlyerの登録自体は数分で完了し、身分証明書等もアップロードするだけですので簡単ですね。ここまでの登録が完了すればいよいよビットコインを購入してみましょう!
実際に購入してみよう
ビットコインの購入方法は「取引所」か「販売所」のどちらかで購入することになります。
「取引所」は先ほども触れましたように、買い手と売り手をマッチングさせる仲介所の役割を果たしているのに対し、「販売所」というのはその取引所が独自で保管しているビットコインを購入できるところです。
今回ですとbitFlyerが保有しているビットコインから購入することになりますね。販売所はその場で確実に購入できるメリットがありますが、手数料が高いというデメリットがあります。
そこでここでは「取引所」でのビットコイン購入方法について見ていこうと思います。取引所での購入方法は簡単で、トップページの左側にある「ビットコイン取引所」をクリックし、購入したい数量を入力するだけです。
買い手と売り手がマッチングした時のみ注文が成立しますので大きな額のビットコインの注文は少し時間かかる場合がありますが、少額の購入でしたら数分で成立する場合もあります。
ここまでの手順で取引所の登録・購入ができますので、ビットコインを購入して始めてみましょう!
まとめと分裂したBitcoin Cashについて
今回はビットコインとは?という基本情報から特徴やメリット・デメリット、購入方法についても見てきました。
将来性の高いビットコインは今の内に購入しておけば、今後大きく上昇する可能性がありますね。そんなビットコインは先日8月1日に、ビットコインとビットコインキャッシュに分裂しました。
これによって誕生した新たなビットコインキャッシュは一時1BCH=700ドル(約76,000円)にまで上昇していましたが、現在では1BCH=300ドル(約32,000円)にまで下落しています。
この分裂騒動でビットコインの価格も大きく下落してしまうのでは?と言われていましたが、分裂後にビットコインの需要は大きく伸び、今のように37万円近い価格となっています。
このことからも結局ビットコインの人気は上がり続け、「仮想通貨と言えばビットコイン」という認識が変わることはないのではないのかと予測できますね。興味がある方はビットコインのインフラ整備がさらに進む前に購入してみてはいかがでしょうか?