アルトコインは過大評価されすぎ!?イーサリアム創設者が語る

アルトコインは過大評価されすぎ!?イーサリアム創設者が語る

Ethereum (イーサリアム)創設者のVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏が、多くの仮想通貨関連のプロジェクトは過大評価されていると語った。

「魂がない」プロジェクト

イギリスで発行されている日刊の経済紙「Financial Times(ファイナンシャル・タイムズ)」のインタビューで、Buterin氏がEthereum基盤のブロックチェーンを使って発行する「ERC20トークン」の急激な時価総額の上昇についての批判した。

「ただの投機狙いで、魂を持っていないプロジェクトがある。 みんな価格が上がって、ランボルギーニのような高価なものを買うことしか考えていない 。」

過大評価されているプロジェクトの例として、Buterin氏は中国発のTron(トロン)を挙げた。

Tronは機能するプラットフォームが存在しなかったのにも関わらず、1月のある時点で、時価総額約17億ドル(約1830億円)を記録した。

Buterin氏は、以前にもTronが他のプロジェクトのホワイトペーパーを剽窃したとしてTwitter(ツイッター)で避難している。

原典:「Ethereum’s Buterin: Altcoin Valuations ‘Far Ahead Of Accomplishments’

ここまでの内容と考察

製品が完成していないのにも関わらず過大評価されているほとんどのアルトコイン。

トップ10に入るような仮想通貨でもプラットホームの完成がまだまだ先なことが多いです。

Buterin氏は仮想通貨全体の時価総額が3000億ドル(約32兆円)でも、現在のテクノロジーのレベルを考えると規模が大きすぎるという見解を昨年から述べています。

今年も仮想通貨業界が盛り上がって欲しい一方で、投機が少なくなるといいですね。