SegWit2xのリーダーベルシェ氏「良い方向に進んでいる」

仮想通貨ウォレットを提供するBitGo社のCEOであり、SegWit2xのプロジェクトリーダーでもあるMike Belshe（マイク・ベルシェ）氏は、ビットコインコミュニティ内でのSegWit2xに対する批判が相次いでいるにかかわらず

「SegWit2xハードフォークは、良い方向に進んでいる」

と語った。

ネットワークのスケーラビリティ（取引速度）を向上させるためにブロックサイズを増やすことを目的としたハードフォークであるSegWit2x実施予定まで約1ヶ月と迫っている。

ビットコインのコア開発者は、ビットコインに関する会議ニューヨーク合意（NYA）におけるSegWit2xの議論が終了して以来、セキュリティ保護の欠如、コミュニティコンセンサスの欠如、ビットコインからの支援の欠如を含む様々な問題点を引用してSegWit2xに対して批判を行っている。

一方で、SegWit2xの支持者は、約95％のマイナーがSegWit2xを支持しているという事実を指摘し、「マイナーの支援なしに現在のビットコインが生き残ることはできない。」

と主張している。

ただビットコインマイニング市場シェア10％を持っている中国の大手マイナーF2Poolが、最近正式にSegWit2xのサポート行わないことを発表。

また、一部のアナリストは最近のビットコイン価格の上昇が、「SegWit2xに対して本当の意味でマイナーの支持を得ているのか？」と、投資家が懐疑的に思い始めていることに起因すると主張している。

このような懸念事項がある一方で、SegWit2xのプロジェクトリーダーであるベルシェ氏は、SegWit2xハードフォークついて自信を持っている。

18日（水）、彼は「Keeping the Community Together」というタイトルのブログを公開し、

「様々な意見が出ているが、11月のSegWit2xは良い方向に進んでいる」

と述べた。

Segwit2xは、ビットコインの歴史全体から見ると、スケーラビリティという1つの問題に対処するため微修正と言える。

ただ、SegWit2xを通してビットコインコミュニティが分裂する危機を迎えている。

「ビットコインコミュニティの重要な役割を担う人々がSegWit2xを支持しているため、SegWit2xに力が集中するだろう。したがって、ビットコインコミュニティは分裂しない。」

と、ベルシェ氏は言う。

ベルシェ氏の言う「重要な役割を担う人々」が誰を指すは不明であるが

「11月にどのようになるか正確には分からないが、状況は間違いなく良くなっている」

とベルシェ氏は付け加えた。

ここまでの内容と考察

SegWit2xハードフォークの実装と、新たなビットコインの誕生が近づいている。マイナーがSegWit2に集まるということは、現在のビットコインからSegWit2xビットコインに力が移行する可能性が高まってきています。

それほどビットコインにおいて、取引速度に大きな影響を与えるマイナーの力は無視できません。

実際仮想通貨の裏のコミュニティでは、SegWit2xのビットコインが本当のビットコインになり現在のビットコインはその地位を奪われると語られている。

中央集権ではない仮想通貨である現在のビットコインが継続して成長してほしいと思う反面、現実的に考えるとSegWit2xビットコインが本物のビットコインになるのではないかと思います。

ハードフォーク実施後は、現在のビットコインを売却し、SegWit2xビットコインを保有することを強くおすすめします。