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JP Morgan「仮想通貨やブロックチェーンは銀行を破壊していくだろう」
- 2018/3/1
- 仮想通貨の最新ニュース
米国最大の銀行であるJPMorgan Chase(モルガン・チェース)が、2月27日に米国証券取引委員会(SEC)年次報告書を提出した。
JPMorganその年次報告書で、「仮想通貨」と「ブロックチェーン技術」が銀行を混乱させる陥らせる可能性があるということを正式に認めた。
JPMorganは最近の推定で2.53兆ドル(約270兆円)の資産を管理している。そんな世界的大手銀行の301ページにわたる報告によると、金融機関や支払い処理業者にとって、仮想通貨とP2P技術は潜在的な混乱要因とのこと。
「銀行と非銀行金融機関の競合企業は、仲介を必要としない仮想通貨決済処理が現在金融機関が行っているサービスを中断されるリスクがある。」
「テクノロジー企業を含む競合他社と張り合い、クライアントや顧客を保持するため、現在の製品を変更または新しいテクノロジーに適応させる必要がある。」
この報告書は、以前からビットコインは「詐欺だ」と告発したり、仮想通貨取引をした従業員を解雇すると脅迫したCEOのJamie Dimon(ジェイミー・ディモン)氏がサインをしている。
大手銀行は仮想通貨を恐れている
JPMorganは金融機関にへの仮想通貨の潜在的なリスクを認める三番目の大手銀行。
先週、米国で2番目に大きい銀行Bank of America (バンク・オブ・アメリカ)は、仮想通貨やブロックチェーンを基盤とした金融サービスがビジネスモデルに脅威を与えていることを認めて、現存するアンチマネーロンダリングシステム(AML)を変更する必要があると述べた。
JPMorganとBank of Americaはともに、仮想通貨の普及が広まると、製品とサービスの競争力を維持するために大きな支出を強いられる可能性があると指摘している。
またビットコインに対して、敵対的な発言をしてきた大手証券会社Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)のCEO、Lloyd Blankfein(ロイド・ブランクファイン)氏は、先日仮想通貨がビジネスリスクになりえる可能性があると述べている。
原典:「Don’t Tell Jamie! JPMorgan Admits Cryptocurrencies Could Disrupt Banks」
ここまでの内容と考察
Goldman SachsやBank of Americaに続き、JP Morganも仮想通貨の潜在的な可能性を認めています。
今後銀行が生き残るには仮想通貨を取り入れる姿勢ができているかどうかが重要となってくるでしょう。
これからもどのように銀行が仮想通貨を取り入れていくのかに注目が集まりますね。