G20でまさかの結論!仮想通貨に追加規制なし

G20でまさかの結論!仮想通貨に追加規制なし

先日から度々お伝えしている、現在アルゼンチンのブエノスアイレスにて開催中のG20(主要20か国首脳会議)。

今回のG20で最大の争点となっているのは、ずばり「仮想通貨」を世界的にどう取り扱うかという話だ。

これまでの報道では、G20で仮想通貨に新たな国際規制が設けられるのではないかと懸念する声が多く、実際に仮想通貨市場では開催直前の18日時点で仮想通貨の売りが殺到し、大暴落を記録した。

まさに仮想通貨市場に暗雲が立ち込めている中で始まったG20だが、初日の議論を終えた昨日19日、世間の予想に反して追加規制を行わない方向で決定したのだ。

その理由としては現時点で仮想通貨はまだまだ基盤が脆弱であり、既存の金融システムと比べ物にならず、仮想通貨が世界経済に与える影響は小さいと判断されたからだ。

これにより仮想通貨市場では通貨の買戻しが殺到し、先日の大暴落から一転、急回復を見せている。

各国異なる仮想通貨への姿勢

今回のG20では前述の通り仮想通貨への新たな国際規制は行わない事が決定した。

仮想通貨が世界経済に与える影響が小さいという判断はたしかに正しいかもしれないが、それはあくまで表面的な理由にすぎない。

実際にG20が規制を敷かなかった理由は、国によって仮想通貨への対応や姿勢が全く異なる事に起因している。

例えば中国や韓国では、国が公式に仮想通貨の使用・関与を全面禁止している。

一方で日本やアメリカなどの国では、一部規制がかかってはいるが、基本的に仮想通貨に対して肯定的な姿勢を見せており、現状特に際立った全体規制があるわけではない、

こうした各国の状況を考慮すると、現状G20全体で1つの答えを出す事は、実質不可能であったというわけだ。

セキュリティやマネーロンダリングを始めとする仮想通貨の諸問題は早期解決を図るべきとの声で各国一致しているものの、具体的な規制やルールが策定される事はなかった。

こうした結果を受け、日本の黒田総裁は今回のG20にて、

「仮想通貨は利用法次第で今後の世界経済にとってプラスになりうる。利用者の保護は十分にケアすべきだが、それが可能なのであれば積極的に活用すべきではないか。」

と発言している。

彼の発言がまさに指し示しているように、世界は仮想通貨に対して徐々に積極的な姿勢を見せ始めている。

一旦は国際規制が敷かれなかった仮想通貨市場だが、今後はどのように変わっていくのか。

2日目である今夜のG20にも、世界中の注目が集まる。

ここまでの内容と考察

1日目が終了したG20ですが、議論の結果はなんと事前の予想に反するものでした。

もともと今回のG20では仮想通貨に対して新たな国際規制を設ける事が確実だと言われていたのにも関わらず、各国の現状を考慮して、今回は規制を敷かない方向で決定しました。

国によって仮想通貨への考え方やスタンスが全く異なる以上、今回の決定はある種仕方がなかったとも言えます。

しかし本文中にもある通り、日本の黒田総裁が仮想通貨に対して肯定的な発言をし、それに賛同する国も多く出てきたと言います。

こうした現状を見ると、少しずつ仮想通貨が世界的に受け入れられつつあるのかもしれませんね。

今夜には2日目(最終日)が待ち構えていますが、その結果にも要注目です!

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