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元ゴールドマンサックス社長「基軸となる仮想通貨はビットコインではない」
- 2018/5/10
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世界で最初に誕生したビットコイン。
日本をはじめ、世界ではビットコイン決済が利用できる店舗・サービスも増えてきており、今やビットコインを知らない人のほうが少ないくらいだろう。
そんなビットコインに対して、元Goldman Sachs(ゴールドマンサックス)の社長Gary Cohn(ゲイリー・コーン)氏は
「将来的に世界の基軸となる仮想通貨が出てくるだろうが、それはビットコインではない。ビットコインよりももっと「理解しやすい」仮想通貨だろう。」
と述べたという。
トランプ政権で経済担当大統領補佐を務めていた過去を持つCohn氏はインタビューで、
「世界の基軸となる仮想通貨は、マイニングコストや電力といった問題を持たない仮想通貨だ。」
とも述べており、ビットコインにはマイニングに関する問題があると指摘した。
ビットコインは現在マイナーがPCを使って暗号化された数式を解くことでブロック生成報酬を受け取る「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」というアルゴリズムを利用している。
このPoWで報酬をもらうためには、高性能なPCにひたすら数値の計算をさせる必要があり、それには電気代が非常にかかる。
昨年10月に出た統計によると、ビットコインのマイニングによって1日5,600万キロワットもの電力を消費するらしく、約670万ドル(約7.3憶円)相当のコストがかかるという。
こうした問題を抱えるビットコインは世界の基軸となる仮想通貨にはなれないとのことだ。
ちなみにCohn氏は、
「将来的に世界の中心となっていく仮想通貨は間違いなくブロックチェーンをベースとした仮想通貨だろう」
とも述べている。
原典:「Ex-Goldman Sachs President Says Global Cryptocurrency Will Come, But It’s Not Bitcoin」
ここまでの内容と考察
元ゴールドマンサックスの社長であり、トランプ政権の経済担当大統領補佐も勤めていたGary Cohn(ゲイリー・コーン)氏。
凄まじい経歴を持つCohn氏は、ビットコインが世界の基軸仮想通貨にはなれないと述べており、その理由がマイニング関連の問題だと言っています。
確かにビットコインは現在マイニングが難しいと言われており、中国マイナー勢が大半を占めているといいます。
その点、世界のあらゆる法定通貨を繋ごうとしているリップルの「XRP」やビットコインの神様であるRoger Var(ロジャー・バー)氏が推奨している「ビットコインキャッシュ」のほうが可能性はあるかもしれませんね。
いずれにせよ仮想通貨市場は未だに下降トレンドを抜け出せていないので、しばらく様子見だと言えます!