最新のブロックチェーン技術を駆使した自動販売機がいよいよ販売開始へ

最新のブロックチェーン技術を搭載した機器が、いよいよ消費者向けの一般市場に登場する瞬間がやってきたようだ。

先日、サンフランシスコに本社を構えるベンチャー企業のCivic(シビック)社が、世界に先駆けて最新のマシンを手がけた事を発表した。

同社が今回公表したのは、最新のブロックチェーン技術が用いられた「自動販売機」で、なんと購入者の年齢確認が自動的に行われる機能が付いているのだという。

より厳密に言えば、今回Civic社は大手飲料会社とタイアップし、Civic社が開発するアプリを通じて年齢確認が行える、専用の自動販売機をローンチする。

従来行われていた様々な形でのID確認、および年齢確認を行わずとも、購入者が成人か否かを機械側が自動で判断し、買えるか買えないかが決まる仕組みだ。

この最新のブロックチェーン技術は、いわゆる「スマートコントラクト」機能の応用となっている。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上に様々な付加情報・条件を搭載可能とする機能の事で、有名な仮想通貨でいえば「イーサリアム」に具備されている。

従来のブロックチェーン技術では実現不可能であった、複雑な要求や要件定義を可能とし、より利便性が高い機能として注目を集めている。

今回Civic社はそんなスマートコントラクト機能をフル活用し、自動販売機に利用者の年齢確認を行うプログラムを組んだ事で、従来ではなしえなかった自動年齢確認機能を実現させたというわけだ。

今回の自動販売機の出来を見てからの判断にはなるが、この自動年齢確認機能は、今後様々なシーンで応用・活用される見込みが立っている。

カジノやライブハウス、クラブにコンサート会場と、既存のID確認の場が自動化される日もそう遠くはないかもしれない。

今後、ブロックチェーンを通じた自動化の波がどのように押し寄せてくるのか、注目が集まる。

原典:「This Crypto Vending Machine Can Tell If You’re 21 And Sell You Beer

ここまでの内容と考察

最新のブロックチェーン技術(スマートコントラクト)を存分に活かした自動販売機が販売されるという今回のニュース。

自動で年齢確認が可能になるとは、なんとも驚きですよね。

本文後半にもあった通り、今後さらに自動化技術が普及していけば、様々なシーンでブロックチェーンが活かされる瞬間を垣間見る事になるかもしれません。

ますます便利になっていく未来に期待を膨らませながら、今後の更なる吉報を心待ちにしていきましょう!