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ビットコインの事件であるマウントゴックス破綻や仮想通貨詐欺について
- 2017/9/4
- ビットコインについて
仮想通貨の事件を振り返る。ビットコインのリスクとは?
「マウントゴックス事件のようにビットコインがだまし取られるんじゃないの?」
「ビットコインって詐欺なんじゃないの?」
ビットコインを購入しようかとお悩みのあなたは、過去にあったビットコインに関する事件や噂などを聞いて、なかなか購入に踏み切れていないのではないでしょうか?
取引所が破綻した事件やビットコインに関する詐欺などの話を聞くと、ビットコインは危ないというイメージが付いてしまいますよね。仮想通貨市場は急成長中の市場であるため、正確な情報がまとめられていません。
そこで今回は、正しい情報を知っていただくためにも記憶に新しいマウントゴックス事件や最近増加している仮想通貨詐欺の話などに関してご説明します!
目次
当時世界最大の取引所マウントゴックスの破綻
まずは、ビットコインに関する有名な事件をご紹介します。
2014年2月に、当時世界最大のビットコイン取引所であった「マウントゴックス」破綻の事件についてです。
事件の概要
これは、ビットコイン取引所であるマウントゴックスに顧客が預けていたビットコインが、何者かのハッキングによって消失したという事件です。
なんとその量は、75万ビットコイン(現在の価値で約3,375億円)!
その他にも顧客の預かり金28億円も同時になくなったのです。
マウントゴックスは、ビットコインと預かり金が消失したことで債務超過となり、民事再生法が適用されました。
当時マウントゴックスを利用していた人は、この事件のせいで、資産であるビットコインや預かり金が戻ってこなかったのですから大変ですよね。
消失の原因
元社長であるカルプレス氏の会見によると、システムの不具合を突かれた「ハッキング」により盗難が発生し、ビットコインや預かり金が消失したということでした。
しかしその後、警視庁によって、ハッキングではなくマウントゴックス社内のシステムが不正に操作されていたことが原因であることが発表されました。また、不正操作によって移動されたビットコインは、ある一つの口座に消失したビットコインが集まっていたということです。
そこで、マウントゴックス元社長のカルプレス氏が、不正に消失したビットコインや預かり金を自分のウォレットに移していたという容疑で逮捕されたのです。
マウントゴックス破綻は、ビットコインに関する事件では、悪い意味で最も大きな事件ですよね。
では、マウントゴックスは、その後どうなったのでしょうか?
マウントゴックス自体は取引停止となり、その翌日にはサイト自体がブランクとなりました。そして、現在も復活はしていません。また、ビットコインをマウントゴックスに預けていた人は、2017年8月現在でも返還されていないとのことです。
この事件は、ビットコインの信頼性にも大きく影響を与えました。マウントゴックス事件の後、価格は急落しました。マウントゴックスの破綻前は、当時最高値を記録していたのですが、事件後は半値である5万円まで低下しています。
ここまでが事件の概要です。
ではその後、事件に進展はあったのでしょうか?事件に関する最新情報を一緒に見ていきましょう!
マウントゴックス破綻に関する最新情報と今後
事件発覚から3年半がたった、2017年7月に事件の進展がありました。真犯人の可能性がある人物が逮捕されたというのです。
マウントゴックス事件の犯人として、元社長のカルプレス氏が逮捕されましたよね。もしかしたら、カルプレス氏は犯人ではなく、今回逮捕された人物が真犯人だというのです。
新たにマウントゴックス事件の真犯人として疑われているのが、2017年7月26日にマネーロンダリングに関与したとして逮捕された人物です。逮捕されたのはギリシア人のアレクサンダー・ビニック氏。
ビニック氏は、仮想通貨取引所である「BTC-e」を運営しており、2014年当時マウントゴックスからハッキングをして得たビットコインを「BTC-e」にある自身のウォレットに移した疑いがあるというのです。
2017年8月現在、事件の真相は明らかにされていませんが、今後明らかになっていくと思いますので、注目です!
では、次に最近流行している仮想通貨に関する詐欺についてみていきましょう!
仮想通貨に関する詐欺
仮想通貨詐欺の話は最近よく聞きます。仮想通貨詐欺とは、実際には存在しない仮想通貨への投資を募り、お金をだまし取ることです。未公開株の詐欺と似たようなものですよね。
日本で仮想通貨詐欺として最も有名になっているのが、仮想通貨と「HYIP」を組み合わせた詐欺です。
「HYIP」について、もう少し詳しく見ていきましょう!
HYIPの仕組み
「HYIP」とは、「High Yield Investment Program」の略で、直訳すると「高収益投資プログラム」です。つまり、一日数%の高配当が得ることができ、金利の低い中でも高い収益を上げられるというのが特徴です。
ただ、投資資金の返還はできず、配当でのみ資金の回収を行う必要があります。
高利回りで高収入が期待できる反面、リスクも高いのです。
HYIPと仮想通貨
HYIPと仮想通貨を組み合わせた詐欺として、有名なのが「D9クラブ」の事件です。
D9クラブは、仮想通貨に分散投資するHYIPを商品として売り出しており、年利730%が手に入ると謳っていました。さらに、ねずみ講の仕組みも取り入れており、紹介者に対してインセンティブが支払われる仕組みもついていたのです。
この事件では、超高配当が手に入ると謳われていましたが、結局この配当が支払われなくなりました。2017年7月 には、弁護団も結成され、集団訴訟が行われる予定です。
まとめ
今回は、ビットコインに関する事件をお伝えしました。
既にビットコインに関する様々な事件が起こっており、マウントゴックスのような取引所自体が破綻してしまう場合もあります。ビットコインを始める際にはHYPEや取引所に注意して慎重に始めることをおすすめします。
ちなみに当サイトには、ビットコインを安全に始められるおすすめ取引所を紹介した記事もありますので気になる方は是非チェックしてみて下さいね。