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ウォール街のJordan氏「大馬鹿者理論でいくとビットコインは終わり」
- 2018/7/3
- 仮想通貨の最新ニュース
俳優Leonardo Dicaprio (レオナルド・ディカプリオ)氏が主演したことでも有名な映画「Wolf of Wall Street (ウルフオブウォールストリート)」のモデルとなった人物がビットコインの投資の危険性について語った。
「終わりの始まり」
元株式ブローカーで証券詐欺により投獄されたこともあるが、心を入れ替えてモティベーショナル・スピーカーと活躍するJordan Belfort(ジョーダン・ベルフォート)氏。
そんな彼が、Microsoft共同創設者Bill Gates(ビル・ゲイツ)氏に続き、ビットコイン投資は「大馬鹿者理論(Greater Fool Theory)」がもととなっていると主張した。
「大馬鹿者理論」とは、物の価格が本質的な価値ではなく、憶測や非合理な期待によって決定されること。
大馬鹿者理論上では、例え過大評価されている株式などの証券に投資する人がいても(すなわち、「馬鹿者」)、より高い価格を支払う人(すなわち、「大馬鹿者」)がいるため、合理的な投資家は利益を上げることができるといわれている。
Belfort氏は、(以前に「誇りに思っていない」と述べているが、)この大馬鹿者理論を行使して収益を上げていた経験がある。
そんな同氏によると、「潜在的に価値のない」ビットコインへの投資は、大馬鹿者理論に当てはまるそうだ。
「私には何が起こっているのか分かる。
ビットコインには欠点が多い。投資したお金が全部無くなる前に、やめるべき」
また、同氏はビットコイン価格が暴落し、一瞬で「ゼロ」になる可能性があると熱弁。
「ビットコインはまだ底値ではない。
これが終わりの始まりだ」
とビットコイン投資家へ警告した。
Gates氏や「投資家の神」と崇められるWarren Buffet(ウォーレン・バフェット)氏 に続くBelfort氏のビットコイン投資への警鐘。
ウォールストリートを知り尽くす「ウルフ」のビットコインに対する見解は果たして正しいのだろうか?
世界中からの注目が集まる。
ここまでの内容と考察
ビットコインは「大馬鹿者理論」に当てはまるという、実際に大馬鹿者理論使って儲けていたBelfort氏の今回の発言。
果たして、ビットコインには潜在的な価値がないという見解は正しいでしょうか?
多種多様のコインが存在する現在の仮想通貨業界で、ビットコインにはどのようなユースケースがあるのでしょうか?
このような質問をするにおいて、「送金料が高すぎるからビットコインには利便性がない」というような表面的なことだけではなく、
マイニングの客観性、ガバナンス、またネットワークのセキュリティなど様々なことを考慮する必要があります。
今後も仮想通貨業界全体でしっかりとした議論を進めていきたいですね。