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米国証券取引委員がウィンクルボス兄弟のビットコインETF申請を拒否へ
- 2018/7/27
- 仮想通貨の最新ニュース
米国証券取引委員(SEC)は、ウィンクルボス兄弟が申請していたビットコイン上場投資信託(ETF)を拒否したという。
この発表を受けて、今月約40%価格上昇していたビットコインの価格は8000ドルを割っている。
そんなウィンクルボス兄弟は仮想通貨長者ともいわれるアメリカの資産家で、仮想通貨取引所「Gemini(ジェミニ)」を運営している事でも有名だ。
今回同氏が、ビットコインETFの上場申請先として選んだのは「Bats BZX」。
彼らは、過去にもビットコインETFの申請を断られており、その時に不承認の見直しを認める嘆願書を提出していた。
その内容としては、仮想通貨市場は、既に価格操作に耐える事ができるという事であったが、SECはそのような結論を支持していなかったという。
さらにSECは仮想通貨や、ブロックチェーン技術が、イノベーションや投資として有用性であり価値があることは、今回の評価に基づいていない事を明らかにした。
今回BZXが承認されなかったのは、詐欺や価格操作などを防ぐためにSECが設けた基準に達していないからだという。
またSECは、仮想通貨取引は流動性の低いという事実に加えて、そのほとんどがアメリカ以外の規制されていない取引所であることにも不安があると述べた。
原典:「Winklevoss Twins Bitcoin ETF Application Rejected by SEC」
ここまでの内容と考察
今回のSECによる決定は、世界中の投資家から注目を集めていました。
文頭でも述べましたが、アメリカで初のビットコインETFの上場を承認するのではないかと予想し、今月に入りビットコインは40%近く上昇。
しかし今回の発表後、ビットコインの価格は、8000ドルを下回り、結果として大きく市場を動かす事となったのです。
初のビットコインETFは残念でしたが、SEC判断は投資家を守る上で必要な判断だったのではないでしょうか。
今後の市場の動向により一層注目していきましょう。