- Home
- TRONがホワイトペーパーの盗作を疑われ、サイトからデータを削除
TRONがホワイトペーパーの盗作を疑われ、サイトからデータを削除
- 2018/1/10
- 仮想通貨の最新ニュース
分散型コンテンツ流通プラットフォームTRONに関するホワイトペーパーが、IPFS(分散型プロトコル)とFilecoinを提供している「Protocol Labs」のホワイトペーパーの内容と類似していることが判明した。
TRONはFilecoin、IPFSホワイトペーパーをコピーか?
Protocol Labsの設立者ジュアン・ベネット氏が、TRONのホワイトペーパーの9ページがIPFSまたはFilecoinに関する論文をコピーしたものだと主張する画像を1月7日に投稿。
Wow! Absurd! TRON's "paper" is mostly copied from other projects, or is super basic p2p passed off as original. Zero references.
Archived that PDF in IPFS, in case they take it down: https://t.co/jv7EuSYenL pic.twitter.com/GbiL7MUrnc
— Juan Benet (@juanbenet) 2018年1月7日
実際、TRONのホワイトペーパーがIPFSまたはFilecoin論文をコピーした複数の箇所が確認されている。
文章が丸ごとコピーされてはいないが、語彙と構造の類似点が類似しており、TRONのホワイトペーパーの一部は、Protocol Labsのホワイトペーパーを書き直したように見える。
例えば以下は、それぞれのネットワーク内のノードに適用されるBitSwap戦略について説明したセクションである。
別の例では、TRONの論文がFilecoinのチャートを引用したような箇所が見受けられる。
TRON運営側は公式サイトからホワイトペーパーを削除するも、コピーを認めない
今のところ、TRON運営側はこれに関して発言をしていない。しかし、ジャスティン・サン氏はツイッターで次のように述べている。
「ホワイトペーパーのオリジナル版は中国語版であり、最新の情報を中国語で出している。英語、韓国語、日本語、スペイン語版はボランティアが翻訳しているため、最も適切な記述を見たければ中国語版を見るべきだ。」
しかしながら、TRONは英語版のホワイトペーパーだけでなく中国語版のホワイトペーパーも削除しており、信ぴょう性は低い。
原典:「https://www.ccn.com/trons-whitepaper-appears-plagiarize-filecoin-ifps/」
ここまでの内容と考察
昨年の12月だけで30倍に価格が高騰した仮想通貨です。
世界的大企業との提携が噂されているなど、注目度が非常に高くなっています。
ただ、TRONは現在時価総額ランキングで上位に位置していますが、9月に取引が開始され、まだまだ出たばかり。
ホワイトペーパ―がコピーだったという噂がでるほど注目がされていると言っても過言ではありません。
ホワイトペーパーが盗作だったとしても、技術が認められていたら今後の成長は見込めます。
今回の騒動は残念ですが、オンラインゲームプラットフォームを構築するTRONは、その市場では一強ですので、今後のTRONの対応に注目です。