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あのスターバックスがICOを開始?仮想通貨業界への興味を示す
- 2018/1/29
- 仮想通貨の最新ニュース
スターバックスの会長のHoward Schultz(ハワード・シュルツ)氏は先日行われたカンファレンスで、四半期の決算について議論した際に少し顔をしかめたという。
その理由は、スターバックスの元CEOが
「多くの企業などが取り入れ始めている仮想通貨は、数年以内で日常的に使用されるだろう」
という発言をしたからだ。それに対しSchultz氏は、
「ビットコインが未来の通貨になるとは考えていない」
と批判。Schultz氏以外にも、ビットコインについてネガティブな意見を持つ著名人は、
・資産家のWarren・Buffett(ウォーレン・バフェット)
・ノーベル賞受賞のRobert・James・Shiller(ロバート・ジェームズ・シラー)
・JPモルガン・チェースCEOのJamie・Dimon(ジェームズ・ジェイミー・ダイモン)
など多くいる。これらの著名人はビットコインをバブルと主張するなど経済的な視点でビットコインについて話している。
しかしSchultz氏の批判のほとんどは、「ビットコインの通貨としての有効性」についてであった。
Schultz氏は、ビットコインやアルトコインの大きな価格変動は日常的な消費者取引に適していないと述べ、この点を踏まえると残念ながらスターバックスが仮想通貨を使用することは考えられないと主張している。
一方すでにスターバックスはブロックチェーンを利用したデジタル決済の開発に力を入れており、それに投資をしていることは発表している。
ちなみに今回のカンファレンスは、スターバックスのデジタル決済についての未来を明らかにする目的があったと考えられている。
スターバックスはデジタルによる注文サービス、決済サービスで既に大きな成長をしており、さらに現金を全く使わないサービスをシアトルで行っていることを明らかにした。
このような現金を使わないサービスにおいて、ブロックチェーンは重要な役割を果たすという。
なぜならそのカンファレス中にシェルツSchultz氏は、
「私たちは新しい時代に向かっており、ブロックチェーンの技術は消費者向けのアプリケーションでデジタルによる決済に大きな役割を果たす。
そしてスターバックスがその決済サービスを使用するよう進めているし、私たちが作成したデジタル決済プラットフォームは他と比べても高い優位性を持つ」と述べた。
スターバックスのブランド力を考えるとデジタルでの決済に消費者を受け入れることは容易で、デジタル決済の未来へ主導的役割を果たす。
原典:「Is Starbucks having an ICO?」
ここまでの考察まとめ
最近世界中で投機目的として仮想通貨に注目が集まっています。しかしそれはビットコインやアルトコインの元々の思想とは異なります。
ブロックチェーンシステムを使ったデジタルで決済が行われるプラットフォームをスターバックスが使用を開始した場合、現在の仮想通貨を取り巻く環境は大きく変わって投機目的ではなく、システムに目が向かうでしょう!
さらに近年急激なスピードで進んでいるキャッシュレス化の追い風になることは間違いないです。
今後のスターバックスや決済システムの進化に注目ですね。