米国証券取引委員会(SEC)、ビットコインETFの審査を9月まで延期

前回、本サイトでも取り上げたように、米国証券取引員会(SEC)はビットコインETFの上場の可否発表を控えている。

このSECのビットコインETF上場の審査に、動きが見られた。

SECは 9月21日まで、Investment firm Direxion(投資会社ディレクシオン)のビットコイン為替デリバティブ・ファンド(ETF)の審査を延期することを発表。

SECによると、Direxion社のビットコインETFの審査を9月21日まで遅らせることが「適切」な判断としているようだ。

「適切」な判断の裏には、わざわざ9月21日までの約2か月近く延期したことが関係している。

というのも、SEC側が今後ビットコインETFの規則を設けるからだ。

SEC側はビットコインETFに対して明確な規則が無い現状。

しかし、SEC側が規則を定めた場合、Direxion社のビットコインETFはその規則に則った内容に変更することが可能。

つまり、今回の長期的な審査の延期には、Direxion社がビットコインETFの内容を今後定められる規則に合わせて変更ができるように、十分な猶予としてSEC側が9月21日までとした意図があるようだ。

原典:「US SEC Delays Decision on Direxion Bitcoin ETF Until September

ここまでの内容と考察

米国証券取引委員会(SEC)は、投資会社Direxion(ディレクシオン)のビットコインETFの審査を延期しました。

本文にもあるように、現在のSECにはビットコインETFに対する明確な規則がありません。

そこで、SEC側がこれから設けるビットコインETFの規則を発表してから、Direxion社がビットコインETFを審査する判断を下したようです。

Direxion社側としては明確な規則を発表されてから、十分な期間をもって、それに準じたビットコインETFの内容に変更し審査してもらえるので悪いニュースではなさそうですね。

良心的に感じつつも、SEC側の都合が満載ですね。

今後のビットコインETFに注していきましょう!