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リップル時価総額67%増、「リップラー」からも歓喜の声
- 2018/10/2
- 仮想通貨の最新ニュース
リップル(XRP)を保有する投資家、通称「リップラー」にとって先月は心が弾むような一か月間となった。
リップル時価総額が9月中だけで約67%高騰した。
低迷していた2018年リップル市場
弱気市場が継続する今年の仮想通貨市場。
2017年の「興奮ぶり」とは対照的に、2018年は仮想通貨需要が大幅に減少し、「暗雲」が立ち込めている。
それを如実に表す仮想通貨は、やはりリップルだと言えるだろう。
リップル価格は、米ドルに対してなんと90%以上下落した。
しかも、リップルを対象とする製品開発を手掛ける国際送金サービス企業Ripple社が市場心理を改善するために努力をしていなかったわけではない。
同社は、SBIやアメリカンエクスプレスを含む世界中の銀行大手と提携。
破竹の勢いをキープしながら2018年を突き進んで来たが、先月までリップル市場は低迷したままだった。
リップル、ついに底打ったか
今年9月は、リップラーにとって最高の月となった。
リップル時価総額は、産業アナウンス、底打ちチャート形成、また「FOMO(フォーモー)」などの要因による影響を受け、約67%程急上昇した。
(*FOMOとは、Fear-of-missing-outの略で、チャンスを見逃してしまうことを恐れ、焦って投資を行う心理状態を意味する。)
リップルが他5000銘柄存在する仮想通貨の中で「ベスト」な結果を叩き出した一方、ビットコインやイーサリアムは大幅に時価総額を失っている。
また、テクニカル分析上では、
・8月中旬のリップル価格が0.25ドル (約28円) 前後でレンジを確立している
・長期的に見ると値動きが徐々に縮小している
などのことから、実は「底打ちした」のではないかという見解が示されていた。
パートナー提携とリップル価格の関係性
Every new corridor opened on RippleNet means more people have access to better global payments services. The #InternetofValue isn’t just faster payments — it will dramatically change how commerce operates – and bring many un(der)served communities into the financial community https://t.co/aZpYrnhzVk
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) 2018年9月19日
リップル価格が上昇し始めたのは、リップル社CEOであるBrad Garlinghouse (ブラッドガリーリングハウス)氏がエンタープライズ用国際送金製品「リップルネット」のグローバル展開を発表した9月19日直後。
同サービスは仮想通貨に関与していないが、リップル関連の開発を手掛ける同社によるパートナー提携は、少なからず価格に影響を与えると言われている。
例えば、昨年10月に100番目の銀行パートナーが加わった後、リップル価格が1日で30%上昇した。
これと同様な現象が先月にも起こった。
リップル社が米大手銀行PNC Bankとの提携を発表した同日に、リップル時価総額が262億7000万ドル (約3兆円)にまで増加。
しかし、同銀行が仮想通貨を使用するかどうかのアナウンスは確認されていない。
xRapid解禁まもなく、リップル普及始まる
リップルネットとは異なるリップル社のエンタープライズ製品「エックス・ラピッド」が今月(10月)中にリリースされることが先月17日に発表されたことをきっかけに、リップル市場が短期的な上昇チャートを形成し始めた。
同製品は、リップルネットとは異なり、パートナー企業が仮想通貨リップルを使用することを必須にする。
そなわち、製品のリリースと同時に、リップル需要が増加する可能性が高い。
現在のところ、マネーグラムやウエスターン・ユニオンといった送金サービス大手が同製品をテストしているようだ。
また、リップルの普及は、エンタープライズ製品以外の取り組みからも伺える。
例えば、リップル社率いるロビー団体「SAIV」に参加しているコイル社は、YouTube、Twitch、Wikipediaに動画や記事を投稿する「コンテンツ制作者」がリップルを使用してコンテンツを収益化できるようにすると発表した。
リップルが「有価証券」ではないのかという厳しい指摘がある中、そのネガティブ材料を吹き飛ばすかの如くリップル価格は好調に推移しているようだ。
原典:Ripple (XRP) Gains 67% to Become September’s Best Performing Coin
ここまでの内容と考察
リップル時価総額が、様々な好材料による影響を受け約67%上昇したという、今回のニュース。
リップラーにとっては、胸が躍るような数週間だったかもしれませんね。
リップラー起きて❗️祭りだぞ❗️商用化発表したぞ❗️ pic.twitter.com/aBcm8dWims
— ◉Mr.gon◉ (@sanconsan93) 2018年10月1日
#XRP が文字通り世界を飛び回る。#xRapid の実稼働が公式発表された。わかってた。わかってたのに、すげーうれしい✌️ここからやで!
リップラーの皆様、清々しい朝におはようございます😆
— じんろく🍀XRP (@Jinroku1001m) 2018年10月1日
俺は保有資産の9割がXRPである。
こんな奴が他に居るだろうか。笑
このリスクの取り方は恐らく誰にでも出来るわけではないだろう。
しかし俺は何も怖くない。
真のリップラーであり続ける。
そう決めたんだ。
そしていずれはXRPを現金化する必要のない世界が来るのではないかとさて思えてくる。— 浜太郎 (@toshihama21) 2018年9月29日
しかし、米国では同仮想通貨の法的な位置付けが「不透明」であり、コインベースを始めとする仮想通貨取引所やその他仮想通貨関連の企業がそれに手を出せない状態が続いています。
こういった意味でも、従来の金融機関と密接な関係があるリップルのような仮想通貨の普及には、やはり規制の明確化が重要となってくるのかもしれませんね。
SEC(米国証券取引委員会)の判断を含め、今後もリップル社の動向に注目していきたいですね。