Ripple社のCEO「仮想通貨の規制は良いが、技術革新の阻害をしない方法で」

Ripple社のCEO「仮想通貨の規制は良いが、技術革新の阻害をしない方法で」

アメリカに本社を置くリップル社のCEO、Brad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏は16日、毎日新聞のインタビューで仮想通貨の今後について語った。

世界の送金サービスを展開するリップルは、2018年に入って大きく拡大。様々な国や取引所と提携を組んでいる。

そんなリップル社の代表であるGarlinghouse氏は、仮想通貨の今後について

「今までは投機として取引されていたが、今後は送金サービスなどの実用性に基づいた取引が増えるだろう」

と語った。さらに最近各国で強化している仮想通貨の規制について

「仮想通貨の規制は良いが、技術革新を阻害しない方法で」

と述べていたという。

リップルは「XRP」を利用して銀行同士の送金データをより円滑に高速で行うためのプラットフォームを構築している。

既にサウジアラビアの中央銀行やタイの大手銀行などをはじめとした100以上の金融機関と契約済だと言う。

今後の方針として、5年間で世界に存在する半数以上の銀行へサービスの提供を目指すという。

またリップルの今後の方針についてGarlinghouse氏は

「リップルは今後認可を得ている金融機関・取引所としか取引しない」

と話していた。19日・20日に予定されているG20でも仮想通貨の規制が議題になる。

闇雲に規制するのではなく、ブロックチェーンという技術の革新につながることにまで規制をしてほしくないとGarlinghouse氏は付け足した。

原典:「規制強化、技術阻害しない方法で リップル社長

ここまでの内容と考察

2018年に入り様々な金融機関・取引所と提携しているリップル。

そんなリップルのCEOであるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏は、仮想通貨よりも「ブロックチェーン」の技術は今後世界的に必須になっていくものとして注目しています。

このブロックチェーン技術を利用して国際送金ネットワークをより充実したものにしたいというリップル社にとって、G20の内容はかなり気になるものでしょう。

世界的に規制強化が行われている中で、リップルが行っているような技術革新を阻害してしまうような規制は絶対にしてほしくないというGarlinghouse氏。

もうすぐ行われるG20や仮想通貨の規制などには注目しておきましょう。