リップルがアメリカンエクスプレスとの提携を発表

11月16日、アメリカに本部を置くアメリカン・エクスプレスがリップルとの提携を発表した。

国際送金システムであるリップルは、ブロックチェーン上にIOUという貸し借りの情報を記録し、送金することができるため、これまでの送金システムより早く・安い取引が可能になる。

クレジットカード事業で有名なアメリカエクスプレスは、法人の国際送金事業を行っている。アメリカンエクスプレスが、リップルと提携し、リップルのシステムを導入することで、より効率的な国際送金事業を実現することができる。

アメリカンエクスプレスは現在、FXインターナショナル・ペイメント事業において、リアルタイムでのクレジットカードを用いない決済方法を提供しており、リップルとの提携で拡大を図るという。

現在世界中の金融機関が、国際送金や決済の手間とコストの低減を望んでいるため、リップルに注目している。

ただ、現在はリップルが発展途上のため、実現には数年かかると考えられている。

アメリカンエクスプレスの最高情報責任者マーク・ゴードン氏は「当社は、新技術を積極的に採用してきた歴史を持っている。リップル社と当社の協働は、送金システムを変革させ、ブロックチェーンを次のフェーズにすすめるだろう。」と述べている。

Rippleシステムは、三菱東京UFJ銀行やSBIホールディングス、その他の世界の金融機関と協力し、開発と実験を進行。

リップル社のCEOブラッド・ガーリングハウス氏は「リップルは世界中の送金システムを一変させることになる。」と自身満々に語っている。

引用:「https://www.coindesk.com/american-express-opens-first-blockchain-corridor-ripple-tech/」

ここまでの内容と考察

リップルが、遂に実際の事業に活用される流れが出てきました。これにより、ここ1ヶ月ほど低迷していたリップルの価格が急上昇。

情報を事前に仕入れることができた人は、利益が数十パーセントでたのではないでしょうか。

アメリカンエクスプレスと言えば、クレジットカードで有名ですが、企業の国際送金事業を請け負っており、国際送金インフラを目指すリップルとの相性は抜群。

最も実現可能性が高い仮想通貨の一つであるリップルのシステムが、大企業との提携を発表するのは時間の問題でしたので、これを機に他の企業との提携も進んでいくのではないでしょうか。