リップルがアメリカン・エキスプレスと共同で国際送金に革命を起こす!?

世界最大のフィンテックカンファレンスであるMoney20/20がオランダのアムステルダムで開催され、リップルがヨーロッパに向けて紹介された。

この会議の中でリップルは、とても素晴らしいものであると賛辞されたのだ。

その理由として挙げられたのが、多くの中小企業が直面している国際送金の問題だ。

中小企業は、迅速かつ正確に少額の資金を移動させなければならないが、そのためには多くの仲介業者を必要とする。これは時間がかかるだけでなく、送金コストの増加にもつながる。

実際、中小企業の71%が電子決済も含めた国際送金決済に頭を悩ませているという。

Money20/20では、アメリカン・エキスプレスの副社長であるColin O’Flaherty(コリン・オフラハティ)氏も、

「中小企業にとって国際送金の問題は、ヨーロッパや他の地域に事業を展開する上で障害になっている。」

と述べた。

そしてO’Flaherty氏は、アメリカン・エキスプレスは既にRipple Incと提携していることに言及した上で、

「リップルのブロックチェーンは、国境を越えた資金移転をする時に多くの企業が抱えている問題を解決してくれる。

それは間違いなく中小企業にとって恩恵になる。」

とコメントした。

Ripple IncのCEOであるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏によれば、Ripple Incが開発したxCurrentは、迅速な国際送金を実現するための、新たなブロックチェーンベースのインフラストラクチャーであるとしている。

アメリカン・エキスプレスの顧客はこのインフラストラクチャーに接続でき、利用者にとって最高のユーザーエクスペリエンスと利益の最大化をもたらすとした。

そしてO’Flaherty氏は、

「我々はまだ初期段階でしかない。

これからも多くのことを学んでいく必要があるのだ。」

と述べたという。

原典:「Ripple and American Express All Set to Take over SME’s and Revolutionize Cross Border Payments

ここまでの内容と考察

Ripple Incとアメリカン・エキスプレスが共同で新たな国際送金決済の実現に向けて邁進するという今回のニュース。

これからはRipple Incとアメリカン・エキスプレスがさらなるブロックチェーンの普及に貢献していくのかもしれません。

さまざまな仮想通貨がある中でも、今回のように積極的に世界的な取り組みを行っているリップルにはますます期待が集まりそうです。

今後のリップルに目が離せません!