リップルの価格が10%も上昇、送金システムに関する国際会議「SWELL」への期待感高まる。

リップルの価格が10%も上昇、送金システムに関する国際会議「SWELL」への期待感高まる。

リップルの価格は10月6日(木)に、大きく上昇した。

リップルの時価総額は82億ドル(約9,020億円)で、ビットコインとイーサリアムに次いで3番目に大きい仮想通貨である。

また、リップルは7日間にわたって14.11%の成長を示し、時価総額トップ10の仮想通貨の中で最も大きな価格上昇を記録している。

CoinMarketCapのデータによると、取引活動の大部分は韓国市場に集中しているという。

価格の急上昇の理由は明らかでないが、一つの要因として挙げられるのが、リップルが今月下旬に開催する「SWELL」である。

SWELLは、リップルが開催しているブロックチェーン技術に焦点を当てたFinTechに関する国際会議であり、多数の銀行業界のトップとブロックチェーン技術者が出席。リップルに関するポジティブな発表が期待されている。

また、ここ数週間で、リップルはシンガポールやインドなど、アジアのいくつかの国で拠点をオープンさせていることもリップルの価格上昇の要因となっている可能性がある。

今日の市場がどのように動くか注目である。

原典:「Newsflash: Ripple Price Swims Upstream, Gains 10%

ここまでの内容と考察

今週、アルトコインの価格が軒並み下がっている中で、リップルのみ大きな価格上昇を見せています。

本文では、10月16日~18日に開催される予定のSWELLへの期待感から価格が上昇しているということです。

実際、SWELLには、イーサリアムの開発者ビタリック・ブテリン氏、元FRB(連邦準備制度理事会)議長のベン・バーナンキ氏、webの生みの親と言われていティム・バーバーズ・リー氏、オバマ政権でNEC(国家経済会議:アメリカ大統領に対して、経済政策に関する助言を行う機関)議長を経験したことがあるジーンスパーリング氏、などそうそうたるメンバーが参加することが予定されています。

ただ、すでに8月には開催が発表されていますし、参加者も発表されていたので、今価格が上昇する理由が、SWELLの開催なのかは明らかではありません。

もしかしたら、SWELLでリップルの普及に向けて、大きな発表が行われるのかもしれません。

そう考えると、短期的にリップルの価格まだまだ上昇していきそうですね。

リップルは普及に向けた方針が明確で、着実に成長していくことが目に見えているため、仮想通貨の中ではリスクの低い投資先ではないでしょうか。