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LitePayが突然の破綻!ライトコインの創設者がTwitter上で謝罪
- 2018/3/28
- 仮想通貨の最新ニュース
今をときめく決済系ベンチャー企業に、まさかの事態が発生してしまった。
支払業務に特化した仮想通貨「Litecoin(ライトコイン)」を利用した決済サービスを提供する米国IT企業「Litepay」が、日本時間今日未明、突然破綻する事を発表した。
LitePayといえば、先日ライトコインを利用した新たな決済サービスとデビットカードを作成する事を発表し、爆発的に人気を博した新進気鋭のIT企業である。
実際に上述の新規事業を発表した2月中旬には、記録的な高騰を記録し、今後の活躍に一層期待がかかる段階にいた。
しかし、今回そのようなサービスが実際に生み出される事はなく、むしろ資金が底を突き経営破綻を引き起こしてしまったのだ。
この突然の発表に対して、世間からは疑問と不満の声が噴出し、投資家たちからは非難が集中している。
特に非難の的となっているのが、LitePayのCEOであるKenneth Asare(ケネス・アサレ)氏が新規事業を発表してから今日に至るまで、具体的なプランや今後の展望について一切語らなかった点だ。
新規事業をやると発表をしただけで明確なアクションは起こさず、集めた資金をどこに使用したのかも明白にしなかった彼の経営ぶりは、とてもではないが透明性があるとは言えない。
そんなケネス氏について、LitePayの大元であるライトコイン財団は、
「彼は現在、資金不足なので追加投資をしてほしいと懇願している。しかし彼が今まで投資した金をどこに使ったかについては非常に不透明であり、信用に欠ける。残念ではあるが、追加投資はしない事に決めた。」
と声明を出している。
また、同財団のトップであり、ライトコインの創設者であるCharlie Lee(チャーリー・リー)氏はTwitter上で、以下の通り正式に謝罪を行った。
Like everyone else, we got too excited about something that was too good to be true and we optimistically overlooked many of the warning signs. I am sorry for having hyped up this company and vow to do better due diligence in the future. https://t.co/khIjeHnyZ1
— Charlie Lee [LTC] (@SatoshiLite) 2018年3月26日
誇大広告を売ってしまった事、顧客の信用を損ねるマネをしてしまった事を反省する意を示しつつも、将来的にサービスの改善を図っていく事をリー氏は約束している。
今現在、LitePayの将来的な行方は決まっていないが、一旦サービスを中断し、どこかの企業に売却する予定だという。
一方で、これまでLitePayでも使用していたライトコインに関しては、これからも変わりなくサービス提供を続け、顧客満足を第一に行動していく所存だ。
今回の出来事が今後仮想通貨市場にどのような影響を及ぼすのか。ライトコインの値動きに変動はあるのか、要注目である。
原典:「‘We Got Too Excited’: Charlie Lee, Litecoin Foundation Apologize After LitePay Vanishes」
ここまでの内容と考察
決済に特化した仮想通貨のライトコインを利用したサービス提供を図っていたLitePayが、急遽経営破綻を発表しました。
先月中旬に新たな決済プラットフォームとオリジナルのデビットカードを作成する事を発表するなど、まさにこれからが期待されていた企業だけに、あまりに驚きが大きいニュースです。
今回の破綻の原因はシンプルに資金不足で、新規事業をやりきるだけの体力が会社になかったとの事。
資金不足はよくある話ですが、今回は資金を使用した先が不透明であるという事が、更なる不信感を募る内容ですよね。
LitePayはどこかの企業に身売りする予定だそうですが、はたしてそれで事態は収束に向かうのでしょうか。
今後のLitePayと、ライトコインに注目していきましょう!
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