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Etherscan(イーサスキャン)がハッキングを阻止か?
- 2018/7/24
- 仮想通貨の最新ニュース
イーサリアムの取引情報やトークンについての情報を確認できる「Etherscan(イーサスキャン)」がハッキングの試みを阻止した。
コメント欄を巧みに使ったハッキング
Etherscanの 公式サイトにアクセスしたユーザーへ、不審なポップアップメッセージ「1337」が今週月曜日に表示された。
その理由としては、ハッカーが、コメントシステムサービスで知られているDisqus(ディスカス)社が提供するコメント欄に、悪質なコードを埋め込んでいたからだそうだ。
ウェブサイト上のコメント欄は即座に無効化され、同様の問題が発生するのを防ぐ処置が行われた。
MyCrypto(マイクリプト)開発者Michael Hahn (マイケル・ハン)氏によると、
「Disqusのコメント欄が今回のクロスサイトスクリプティングに使われた。」
(*クロスサイトスクリプティングとは、悪質なスクリプトを勝手に他者のウェブサイトに埋め込むこと。)
「Etherscanは悪質なコードをユーザーへ提供していなかった。この脆弱性が取り除かれるまで、Disqusのコメント欄は無効になっている。」
とのこと。
また、Etherscanは、今回のハッキング対処後に米国掲示板Reddit(レディット)で、
「創造性と独創性でいつも私たちを驚かせるハッカー達にKudos(あっぱれ)」
とハッカーの斬新な手口を称賛した。
今回のハッキングで、資金流出などの被害は出ていない。
原典:「Someone Tried to Hack Etherscan [Using the Comment Section]」
ここまでの内容と考察
仮想通貨業界では頻繁に問題となるハッキング。
今回の件は、ポップアップメッセージだけで済んだことが不幸中の幸いと言えるでしょう。
大型の取引所がハッキングされる事件が相次いでいますが、今後はこのようなことが少しでも減るといいですね。