イーサリアムの価格はテクニカル指標により300ドルを下回る

イーサリアムは先週の価格下落により、重要な支持レベルに近づいている。

350ドルは迷惑であることを証明する

ETH / USDは293ドル（約32,230円）前後で取引され、前回終値から1％以上下落した。テクニカル分析の指標がイーサリアムの価格上昇の勢いを制限している。

先週、2回350ドル（約38,500円）のラインまで上昇したが、その後の下落に転じ週末には先週の最高値から16％減少した。CoinMarketCapイーサリアムの時価総額は約280億ドル（約3兆8,500億円）となっている。

時価総額で世界第2位の仮想通貨であるイーサリアムは290ドル（約31,900円）近くで底値がサポートされている。一方高値は305（約30,800円）〜310ドル（約34,100円）のラインに抵抗ラインがある。

まだ安定していないアップグレード

先週イーサリアムはメトロポリスハードフォークを成功させたが、イーサリアムの開発者であるVitalik Buterin（ヴィタリック・ブテリン）氏が、まだ安定しているとは発表がない。

ブテリン氏は、イーサリアムのブロックチェーンを完全に保護するためには、2カ月間のテストが必要になるということを公表している。

メトロポリスハードフォークのステップ1は、先週の月曜日437,000個目のブロックが生成された直後に発生し、無事成功した。

メトロポリスのハードフォークは、今回行われたビザンチウムアップデートとコンスタンチノーブルアップデートの2つに分かれている。まだコンスタンチノーブルがいつ実施されるかは発表されていない。

コンスタンチノーブルすることがメトロポリスアップデートに必要である。

現在のイーサリアム

今年の仮想通貨市場をけん引した仮想通貨の1つがイーサリアムである。それに加えて、イーサリアムはICO（Initial Coin Offering：仮想通貨を用いた資金調達方法）を行うためのプラットフォームでもある。

ICOの大半はイーサリアムブロックチェーン上で開発されている。

ここまでの内容と考察

イーサリアムの価格が徐々に下落してきています。先週始めに最高値である最高値である39,000円を付けた後、下落に転じました。

これは本文にある通り、ハードフォークがまだ完成ではないということが一つの原因だと思います。また、ハードフォークへの期待がすでに価格に織り込み済みだったということも考えられます。

今月と来月にビットコインのハードフォークが待ち受けており、イーサリアムもビットコインからの影響を大きく受けることになるでしょう。

ビットコインが大きく混乱し、イーサリアムに資産が移ってくることで価格が上昇する可能性がありますし、一方で仮想通貨市場全体への信頼がなくなりイーサリアムの価格も下落していくことも考えられます。

前回のビットコインキャッシュハードフォークの際は、ビットコインの価格上昇と比例してイーサリアムの価格も上昇しました。

今回は一体どうなるのでしょうか？ビットコインの信頼性が薄れイーサリアムの価格が上昇するという考えが正しいと考えても良いのではないでしょうか。